マンガから生まれた名作『ペコロスの母に会いに行く』関西で再上映

認知症の母の介護日誌マンガを映画化し、キネマ旬報ベスト・テン1位に輝くなど高い評価を受けた『ペコロスの母に会いに行く』が、シネ・ピピア、シアターセブン、塚口サンサン劇場など関西各館で上映される。

『ペコロスの母に会いに行く』（2013年、113分）は、認知症の母とその息子の心の交流を描く作品。62歳でマンガ家デビューとなった岡野雄一さんが、介護日誌をコミックとして描き、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した「ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの玉手箱」が原作となる。
主役の母子を、岩松了さん、赤木春恵さんが演じている。共演者は、加瀬亮さん、竹中直人さん、大和田健介さん、原田知世さんら。

監督は、山田洋次さんらに師事した巨匠、森崎東さん。1960年代より多数の喜劇映画を手がけており、『男はつらいよ　フーテンの寅』や『釣りバカ日誌スペシャル』、『ニワトリはハダシだ』などでも知られている。今作は、9年ぶりの新作となる。

公開されるや否や、多大な人気を得た本作。関西では、梅田ガーデンシネマ、シネマート心斎橋、京都シネマ、神戸アートビレッジセンターなどで上映され、好評を博していた。
第35回ヨコハマ映画祭で「2013年日本映画ベストテン」の第3位、「監督賞」「撮影賞」に輝いたほか、第28回高崎映画祭で「最優秀作品賞」「最優秀主演女優賞」「最優秀助演女優賞」を受賞。
また、老舗の映画雑誌「キネマ旬報」が1924年より毎年発表してきた「日本映画ベスト・テン」においても堂々の1位を獲得。
人気が再燃し、多くの映画館で追加上映・アンコール上映が決定した。

2013年のヒット作の1つと言っても過言ではない同作。
見逃した人も、ぜひこの機会に観賞してほしい。

『ペコロスの母に会いに行く』は、兵庫・宝塚のシネ・ピピアで2月1日（土）から、大阪・十三のシアターセブンで2月3日（月）から、兵庫・尼崎の塚口サンサン劇場で2月15日（土）からそれぞれ上映予定。
またテアトル梅田、MOVIX堺、109シネマズHAT神戸、イオンシネマ西大和、大津アレックスシネマで実施される「キネマ旬報特集上映」でも上映される。

予告編