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秀作アニメの世界をたっぷり堪能 立誠小で原画資料展

『寫眞館』『陽なたのアオシグレ』の上映を記念して、京都の元・立誠小特設シアターのロビーで1月18日(土)から、2作の原画資料展が開催されている。

立誠原画展_イラスト
期待の新人監督・石田祐康さんのチョークイラストも

ともに文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で審査委員会推薦作品に輝いた短編作品。
『寫眞館』(17分)は、『AKIRA』などで作画監督をつとめたなかむらたかしさんが、明治・大正・昭和と移り変わる時代の中の、写真館主人とある家族との心の交流を描いている。
『陽なたのアオシグレ』(18分)は、YouTubeにアップされた自主作品『フミコの告白』で話題となった石田祐康さんの商業デビュー作。あこがれの女の子しシグレちゃんに、思いを伝えようとするヒナタくんが主人公の、躍動感あふれる作品。

立誠原画展_アニメ2本
『寫眞館』(左)と『陽なたのアオシグレ』(右)

今回は同2作の元・立誠小特設シアターでの上映に合わせて、同劇場のロビーで原画展を開催。作品制作の初期段階に描いたそれぞれの作品のイメージボードをはじめ、登場人物設定や背景画、絵コンテ、美術監督による美術ボードなどの資料を一挙に披露する。
また黒板には、石田祐康監督がチョークで即興で描いたシグレちゃんとヒナタくんも展示されているなど、作品の世界にどっぷりとひたれる企画になっている。

立誠原画展_写真館
立誠原画展_ヒナタ

原画展は、2作の上映期間と同じく、2月14日(金)まで開催される。
作品をのぞきがてら、アニメーターの秘密に迫ってみてはいかがだろう。

■サイト
『寫眞館』『陽なたのアオシグレ』公式サイト
http://www.shashinkan-aoshigure.com/
元・立誠小学校 特設シアター
http://risseicinema.com/
手描きタッチ、心地よい疾走感―文化庁推薦のアニメ短編2本上映【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/archives/9493