京都の元・立誠小特設シアターで現在、特集企画「ビブリオシネマフェア~本と映画のステキなカンケイ~」が開催中。本にまつわる作品3本が上映されるほか、古書店の出店も。3連休には書評合戦、朗読会などが予定されている。
立誠小特設シアターでの掲示。3作品を順次上映。 |
「ビブリオシネマフェア~本と映画のステキなカンケイ~」は、京都・河原町近くの元・立誠小特設シアターで1月5日(日)より17日(金)まで実施されている企画。
まず、本にまつわる3作品を特集。芥川賞を受賞した田中慎弥さんの同名小説を映画化した『共喰い』、古本とネコを愛するイラストレーター浅生ハルミンさんのエッセイをもとにした『私は猫ストーカー』、ドイツの小さな出版社の秘密に迫るドキュメンタリー『世界一美しい本をつくる男―シュタイデルとの旅 ―』の3作を上映している。
それにあわせて、さまざまな催しを実施。
まず、国書刊行会出版の古本が陳列される「古書店モジカ」が期間限定オープン。1月10日(金)までの13時から19時と、1月11日(土)から17日(金)までの13時から21時の時間帯に、選りすぐりの古本を販売する。
期間限定オープンの「古書店モジカ」 |
映画ファンの興味を引くコーナーも |
同企画内では、今後1月11日(土)から13日(月・祝)までの3連休にあわせて、多様なイベントを実施する。
まずは、最近徐々に人気を集めている「知的書評合戦ビブリオバトル」を3日間開催。参加者が持ち時間内に1冊の本を紹介し、「読んでみたい」と思った聴衆の多い人が勝者となる、という遊びで、近年図書館や書店で行われて好評を博している。
また、11日(土)には、朗読会が開催。尾崎紅葉の「金夜叉」を原作に、小説家寒竹泉美さんが脚本を書いた「三夜叉~金色夜叉より~」を、寒竹さん、ラジオDJの野村雅夫さん、MC・ナレーターの柳元麻見さんが朗読する。
さらに12日(日)には、「三面記事の歴史」を訳した翻訳家、土屋和之さんによる「三面記事の歴史」スライドショーイベントが予定されている。
多様な企画が盛りだくさんの元・立誠小学校。新春の三連休、足を運んでみてはいかがだろうか。
詳細情報 |
開催日程 |
1月5日(日)~17日(金) ※『共喰い』『私は猫ストーカー』は連日上映、『世界一美しい本をつくる男』は1月11日(土)~17日(金)のみ上映 ・知的書評合戦ビブリオバトル ・三者三様・異色の朗読ライブ「三夜叉~金色夜叉より~」 ・翻訳家・土屋和之 presents「三面記事の歴史」スライドショー その他の詳細は、公式サイトを参照。 |
映画館 |
元・立誠小特設シアター (京都市中京区備前島町310-2、TEL 080-3842-5398) |
サイト |
ビブリオシネマフェア~本と映画のステキなカンケイ~ http://risseicinema.com/archives/2856 元・立誠小学校 特設シアター http://risseicinema.com/ |