京都の元・立誠小特設シアターで新春企画第2弾として「建築と映画のステキなカンケイ」が開催へ。『フォスター卿の建築術』など、建築をテーマにした3作品が一挙上映される。
元・立誠小特設シアターが実施する新春企画の第2弾。1月頭から開催している「本」をテーマにした特集企画「ビブリオシネマフェア~本と映画のステキなカンケイ~」に続いての特集となる。
今回は、「建築」がテーマ。建築家や家具デザイナーなどをテーマにした3作品、『フォスター卿の建築術』(2010年、76分)、『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』(2011年、84分)、『ル・コルビュジエの家』(2009年、103分)を一挙上映する。
『フォスター卿の建築術』は、イギリスの著名な建築家ノーマン・フォスターを描いたドキュメンタリー映画。フォスター卿はその功績からエリザベス女王に爵位を授与されていおり、またアップルの新社屋を手がけていることでも知られている。
『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』は、「ミッド・センチュリー・モダン」の担い手としてインテリア業界で名を知られるイームズ夫妻にスポットライトを当てたドキュメンタリー。1940年代から60年代にかけて、家具や建築物を精力的に発表しつづけた2人の生涯に迫っている。
『ル・コルビュジエの家』は、近代建築の三大巨匠の1人と呼ばれるル・コルビュジエが設計した邸宅を舞台に、デザイナーと隣人とのもめごとを描いたブラックコメディ作品。アルゼンチン・アカデミー賞で6部門の賞に輝くなど高い評価を得ている。
今回同シアターで建築特集を実施することについて、同サイトでは、「元・立誠小学校じたいも、昭和3年に建てられた鉄筋と木造との折衷建築で、当時としてはモダンで瀟洒な建物でした。現在では貴重な現存建築でもあるため、文化財的価値も認められています」とPR。
「そんな当シアターで見ていただきたいこの3本!それぞれも刺激的な作品ですが、一緒に観るとおもしろさが何倍にもなりますよ!」と呼びかけている。
「建築と映画のステキなカンケイ」は、京都の元・立誠小特設シアターで1月18日(土)から31日(金)まで開催。
『フォスター卿の建築術』を観賞した人に向けて、同作の半券提示で他の2作品が1,000円で鑑賞できる特別割引も実施。また、1月25日(土)18時からの『フォスター卿の建築術』上映後には、平塚桂さん、たかぎみ江さん(ぽむ企画)、岡田栄造さん(S&O DESIGNディレクター・京都工芸繊維大学准教授)のトークイベントも予定されている。
詳細情報 |
実施日程 |
1月18日(土)~31日(金) ※トークイベントは1月25日(土)18時の『フォスター卿の建築術』上映後 |
映画館 |
元・立誠小特設シアター (京都市中京区備前島町310-2、TEL 080-3842-5398) |
サイト |
建築と映画のステキなカンケイ http://risseicinema.com/archives/2759 元・立誠小学校 特設シアター http://risseicinema.com/ |