2014年1月5日(日)から、京都の元・立誠小特設シアターで「ビブリオシネマフェア~本と映画のステキなカンケイ~」がスタートする。知的書評合戦ビブリオバトルなどの催しも。
本と映画の“密な”関係を読み解こう。
元・立誠小特設シアターが新春に打ち出す特集企画の第一弾。「本」をテーマにした映画上映をメインに、書籍に関する様々なイベントを実施するというもの。
まずは、3本の“本にまつわる”作品をセレクト。
芥川賞を受賞した田中慎弥さんの同名小説を、青山真治監督が映画化した『共喰い』(2013年、102分)、古本とネコを愛するイラストレーター浅生ハルミンさんの同名エッセイを星野真里主演で描く『私は猫ストーカー』(2009年、104分)、世界中のアーティストやクリエーターから尊敬されるドイツの小さな出版社の秘密に迫るドキュメンタリー『世界一美しい本をつくる男―シュタイデルとの旅 ―』(2010年、88分)の3作を上映する。
また合わせて、同シアターのロビーに古書店が登場。国書刊行会出版の古本が数百冊陳列される予定だという。
さらに、さまざまなイベントも企画。中でも「知的書評合戦ビブリオバトル」は、最近徐々に人気を集めている遊びで、参加者が持ち時間内に1冊の本を紹介し、「読んでみたい」と思った聴衆の多い人が勝者となる、というもの。全国の図書館や書店で行われているこの催しが、今回はこの元・立誠小で実施される。
その他のイベントとしては、尾崎紅葉の「金夜叉」を原作に、小説家寒竹泉美さんが脚本を書いた「三夜叉~金色夜叉より~」の朗読会、翻訳家土屋和之さんによる「三面記事の歴史」スライドショーなどを予定。今後も様々な企画が追加される予定だという。
「ビブリオシネマフェア~本と映画のステキなカンケイ~」は、京都の元・立誠小特設シアターで2014年1月5日(日)から17日(金)まで開催。
また、「知的書評合戦ビブリオバトル」は、1月5日(日)、1月11日(土)、1月12日(日)、1月13日(月・祝)の14時からを予定。要申し込み。
各種企画などは、公式サイトを参照してほしい。
新春のミニシアターで、本と映画の世界にどっぷりひたろう。
詳細情報 |
開催日程 |
2014年1月5日(日)~17日(金) ※『共喰い』『私は猫ストーカー』は連日上映、『世界一美しい本をつくる男』は1月11日(土)~17日(金)のみ上映 ・知的書評合戦ビブリオバトル その他の詳細は、公式サイトを参照。 |
映画館 |
元・立誠小特設シアター (京都市中京区備前島町310-2、TEL 080-3842-5398) |
サイト |
ビブリオシネマフェア~本と映画のステキなカンケイ~ http://risseicinema.com/archives/2856 元・立誠小学校 特設シアター http://risseicinema.com/ |