“うつ”の日常描いた話題作　『マイク・ミルズのうつの話』関西へ

映像作家マイク・ミルズが、日本のうつ病患者たちの日常を映しとったドキュメンタリー『マイク・ミルズのうつの話』が、シネマート心斎橋で上映中。来年には神戸アートビレッジセンターと京都みなみ会館で上映される。

外国の映像アーティストが切り取った日本の「うつ」の姿を目撃しよう。

マイク・ミルズは、1966年生まれの映像作家。GAP、NIKEなどのCMのディレクターや、ピースティ・ボーイズなどのCDジャケットのデザイナーとして知られているほか、映画監督としても活躍。『サム・サッカー』（2005年）やユアン・マクレガー主演の『人生はビギナーズ』（2010年）などを制作した。
今回の『マイク・ミルズのうつの話』（2007年、84分）は、日本のうつ病患者5人の生活を映しとったドキュメンタリー作品。日本で爆発的に広まったうつの実態に迫ろうと、チャットルームで出演者を募集。東京都に住み、「抗うつ剤を飲んでいること」「日常生活を撮らせてくれること」の条件をのんだ5人の男女の姿を記録しながら、現代日本の問題点を浮かび上がらせようとしている。

『マイク・ミルズのうつの話』

『マイク・ミルズのうつの話』は、シネマート心斎橋で現在上映中。12月22日（日）・23日（月・祝）には、マイク・ミルズに多大な影響を受け、自身もうつを患ったイラストレーター小田島等さんがトークイベントを実施する。

また、2014年1月11日（土）～1月24日（金）に神戸アートビレッジセンターで、2014年2月19日（水）～3月7日（金）に京都みなみ会館でそれぞれ上映される。