地域への愛を自由に表現―「マチオモイ帖」が冊子・映像作品募集

日本各地に住むクリエーターが、それぞれが大事にしている町を自分の目線で切り取って紹介する「マチオモイ帖」が、来年度の展覧会開催に向けて、ミニブックと映像作品を募集している。

「マチオモイ帖」は、2011年に始まったプロジェクト。有志たちが自分が住んでいる町、自分にとって愛着のある町を冊子で表現した。
大阪での展示からスタートし、2012年春には東京で特別企画展が催されるなど、大きな話題となった。そうした反響を受け、今年2013年には規模を大幅に拡大し、全国13地域
22カ所で開催。650個以上もの「マチオモイ帖」が全国のクリエーターによって制作されたという。

今回は、来年2014年の2月に東京で、3月に大阪でそれぞれ開催する「わたしのマチオモイ帖展」にあわせて、作品を募集。冊子のミニブック部門だけでなく、「映像で町に対する思いを表現する」ムービー部門もあわせて募っている。
参加条件は、プロのクリエーターであること、そして、実際にある地域を題材にした、2分以内の映像オリジナル作品であることなど。実写・アニメ・CGなどの手法は問わない。
担当者は「『まちおこしはできなくても、マチオモイはできる』今、自分のオモイのある大切な町を、自分だけの視点で表現することを通して、今まで何もないと思っていた町に眠る無数の価値や、人とのつながりがみえてきます」と呼びかけている。

「わたしのマチオモイ帖展」は2014年2月28日（金）から3月23日（日）に東京ミッドタウンで、3月7日（金）から3月29日（土）まで大阪のメビック扇町で、それぞれ開催される。作品募集は、2014年1月15日（水）までエントリー受付、作品提出は同2月3日（月）から14日（金）までの期間となる。