岡倉天心の壮絶な生きざま描く　竹中直人主演『天心』が関西上映

「日本近代美術の父」と呼ばれる岡倉天心と、その弟子たちの創作の日々を描く映画『天心』（主演・竹中直人）が、梅田ガーデンシネマで公開中。12月21日（土）からは京都シネマ、2014年1月には元町映画館で順次上映される。

岡倉天心は、明治時代に活躍した思想家・美術評論家。現在の東京藝術大学の前身である東京美術学校の設立に大きく関わったほか、日本美術院を創設。横山大観ら、著名な芸術家の才能を発掘した。近代日本の芸術について多数言及し、啓蒙活動を行い、「日本近代美術の父」とも呼ばれている。

本作は、岡倉天心の生誕150周年、没後100年の節目を記念して制作された。東京美術学校の校長に就任したのちの西洋画派との対立や、同校の辞職、日本美術院の立ち上げ、そして創作の戦いの日々などを描いている。岡倉天心役は竹中直人さん、横山大観役は中村獅童さん。
関東では、シネマート新宿などで11月より上映が順次スタートした。