十三・七芸でフランス映画の傑作選

大阪・十三のミニシアター「第七藝術劇場」で6月23日（土）から、「フランス映画未公開傑作選」の特集上映が行われる。7月6日（金）まで。

『刑事ベラミー』(C)Moune Jamet

フランスの巨匠監督3人による2000年代の作品で、日本未公開のフランス映画3本を特集上映する。20年ほど前には日本のミニシアターでフランス映画が多く上映されていたことから、「もう1度フランス映画の素晴らしさを劇場に。」をキーワードに、その魅力を再発見してもらおうとする試み。
「センシティヴな心理描写、心憎いまでに計算されたファッションと美術、そして何よりも生身の人間をリアルに演じる俳優たちの美しさに人々は魅了されました」（同企画PR文より）。
今回上映されるのは、「サスペンス映画の神様」とも呼ばれたアルフレッド・ヒッチコックの正統な継承者クロード・シャブロル監督の『刑事ベラミー』、フランスのヌーヴェル・ヴァーグ（1950年代のフランスの映画運動）の兄貴的存在であったエリック・ロメール監督の『三重スパイ』、そして故・フランソワ・トリュフォー監督の愛弟子のクロード・ミレール監督の『ある秘密』。
第七藝術劇場の担当者は「監督3人共、鬼籍に入られてしまいました」と巨匠の死を悼むコメント。「彼らの、フランス映画らしい魅力にあふれる3作品をご堪能下さい」と呼びかけている。