地上波で自主ドラマを発信　新鋭劇団月面クロワッサンが協力募る

KBS京都でインディーズドラマを放映した京都の劇団「月面クロワッサン」が、今後の地上波の展開に向けて協力スタッフやスポンサーを募集している。

月面クロワッサン代表の作道雄さん

「月面クロワッサン」は、脚本・演出を担当する作道雄さんを中心に、京都発信で活動する演劇集団。2011年の京都学生演劇祭で旗揚げされて以降、精力的に作品を発表してきた。舞台公演だけでなく、ライブイベントやウェブラジオの配信など、多様な活動に取り組んでいる。多彩な大学の卒業生が参加し、現在のメンバーは11名（平均年齢23歳）を数える。

2012年には、半年間の準備期間を経て、YouTubeでの動画配信をスタート。『虹をめぐる冒険』と題し、全4話約40分の連続ドラマを公開した。
「もともと、演劇と同じぐらい映画などの映像も好き。月面クロワッサン旗揚げの時から、いつか両方できるようになろうという決意のもと活動してきました」と話す作道さん。
その結果、KBS京都からの声がかかり、2013年7月から9月まで「ノスタルジア」という連続ドラマを放映することに。「完全自主制作のドラマが地上波で放映される」という、なかなかない機会に恵まれた。

『虹をめぐる冒険』

TBS京都「ノスタルジア」特報

活動の幅を着実に広げる月面クロワッサンだが、現在は今後の計画を準備中。来年春以降に、またある地上波でドラマを配信する予定だといい、早くも12月から撮影に取り組む。
「地上波のドラマをやらせてもらったことで、いろいろ足りないことも見えてきた」と話す作道さん。「新たなこと、より大きなことにも取り組みたいので、映像制作経験のあるスタッフや、同世代でやる気のある人などを募集したい」と意気込む。
また、合わせてスポンサーとなる企業も募集。「わたしたちの取り組みを面白いと思ってくれて、協力してくれる企業があれば、ぜひ」と呼びかけている。

月面クロワッサン、代表の作道さんの連絡先はsakudo@getsukuro.comまで。

自主制作ドラマが地上波で放送されるという快挙を果たした、新進気鋭の劇団。その新たな飛躍を、ぜひ応援したい。