夏の京都に、ぶつけろ情熱　祇園天幕映画祭が実行委員募集

毎年の京都の祇園祭に合わせて、路上で映画を上映する「祇園天幕映画祭」が、来年の開催に向けて学生の実行委員を募集している。応募〆切は12月8日（日）。

昨年の祇園天幕映画祭の様子。レポートはこちら

「祇園天幕映画祭」は、2007年よりスタートした路上の映画イベント。毎年、京都で行われる祇園祭に合わせて実施されている。
もともと、祇園商店街振興組合と、京都造形芸術大学の林海象監督が提携し、「祇園地域における人の流れを作ろう」という思いで企画。2012年からは、同大学卒業生らで結成した「月世界旅行社」が運営に参加し、京都の劇団ヨーロッパ企画とのコラボレーションや、「よーじや」など商店街の各店のCMを公募して優秀作を選出する催しなどを推し進めてきた。

祭り当日、歩行者天国となる京阪四条駅から八坂神社に至る四条通りにスクリーンを配置し、短編映画やアニメーション、公募CM作品などを上映。今年7月15日（月）の開催時には、通りかがった祭りの客の多くが足を止め、珍しい路上上映に見入っていた。

多くの人が上映を鑑賞

ヨーロッパ企画のスクリーンも設置

現在は、来年の祇園天幕映画祭に向けて、改めて実行委員会を発足。それに合わせて、精力的に参加できる実行委員を募集する。
募集条件は、京都市内に在学・在住する大学生もしくは専門学校生。祇園商店街振興組合の事務所、もしくは四条木屋町周辺での週1回程度の定例ミーティングに参加できることが条件となる。交通費などの支給は行われない。

祇園天幕映画祭実行委員の募集は、12月8日（日）まで。メールにて受け付ける。多数の場合は面接などを実施する。次回の祇園天幕映画祭は2014年7月15日（火）。

祇園天幕映画祭は、昨年の記事がキネプレ10大ニュースに取り上げられたほど、話題となった人気イベント。
多くの人が行きかう京都の一大イベント、祇園祭で映画を観せるというユニークな企画を、ぜひ応援してほしい。