塚口サンサン劇場の改革10年を記した人気連載! 書籍も発売中!

連載コーナーはこちら

イタリア巨匠フェリーニの薫陶 第七藝術劇場でカプッチョ監督特集

イタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニに師事したエウジェニオ・カプッチョ監督の作品を上映する特集企画が、大阪・十三の第七藝術劇場で実施される。

カプッチョ特集

巨匠フェリーニの愛弟子の3作品が大阪に。

エウジェニオ・カプッチョは1961年生まれのイタリアの映画監督。「映像の魔術師」と呼ばれたフェデリコ・フェリーニに師事し、撮影助手、助監督などをつとめあげた。1996年に初の長編映画『フィルムがない!』を制作。その後はジャンルにこだわることなく作品を継続的に作りつづけている。
今回の企画は、フェデリコ・フェリーニの没後20年を迎えた今年に合わせて、京都ドーナッツクラブの協力のもと実現。京都ドーナッツクラブは、イタリア文化を紹介する活動を精力的に続けており、その一環としてイタリア映画の翻訳・配給なども行っている。

フィルムがない!
『フィルムがない!』

もともと、同グループのメンバーでFM802のDJをつとめる野村雅夫さんが、2006年にイタリアでカプッチョ監督作品に出会ったことで、イタリア映画配給に携わるようになったという。いわば同グループの「節目」とも呼べる監督の作品だ。
今回の特集企画では、最初の長編デビュー作『フィルムがない!』(1996年、95分)と、『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』(2004年、96分)、『ふたつにひとつ』(2006年、100分)の3作品を上映する。

ただ彼女と眠りたかっただけ
『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』
ふたつにひとつ
『ふたつにひとつ』

エウジェニオ・カプッチョ監督特集は、大阪・十三の第七藝術劇場で11月2日(土)から11月15日(金)まで実施。11月9日(土)には、野村さんと同じく同グループのメンバーで俳優・脚本家の有北雅彦さん、映画『ソウル・フラワー・トレイン』の監督西尾孔志さんのトークショーも行われる。

巨匠のこころと技術をいまに受け継いだ職人監督の作品たちと、ぜひ新たな出会いを。

詳細情報
上映日程 11月2日(土)~11月15日(金)
料金 ・前売
 3回券3,600円

・当日
 一般1,500円、専門・大学生1,300円、シニア1,000円

映画館 第七藝術劇場
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F、TEL 06-6302-2073)
サイト エウジェニオ・カプッチョ監督特集
http://www.nanagei.com/movie/data/767.html
京都ドーナッツクラブ
http://www.doughnutsclub.com/
第七藝術劇場
http://www.nanagei.com/
知られざるイタリア映画の世界を 京都・立誠小で特集上映
http://www.cinepre.biz/?p=7156