戦場カメラマンロバート・キャパらが撮影した貴重な写真を通し、スペイン内戦の真実に迫るドキュメンタリー『メキシカン・スーツケース ロバート・キャパとスペイン内戦の真実』が梅田ガーデンシネマで公開。神戸、京都、宝塚でも順次上映。
(C) 212 Berlin/Mallerich Films Magnum Photos/International Center of Photography, NY |
伝説の写真家が目撃した戦争を追跡する。
ロバート・キャパは、世界的に有名な写真家。第二次世界大戦をはじめ多くの戦いに従軍し、20世紀を代表する戦場カメラマンとして知られている。今年で生誕100年を迎えている。
キャパは、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦など、数多くの歴史的瞬間を目撃。特に、スペイン内戦時の1936年に、男性が頭部を撃ち抜かれる瞬間を映したとされる(諸説あり)「崩れ落ちる兵士」で、カメラマンとしての名声を一躍獲得した。
スペイン内戦は、1936年から1939年に勃発。共和国政府に対し、将軍グループが反乱を起こしたことに端を発し、反乱軍の勝利で集結。フランシスコ・フランコ将軍が独裁政権を樹立した。
同作『メキシカン・スーツケース ロバート・キャパとスペイン内戦の真実』では、この戦いの実情に肉迫。2007年、キャパらが撮影したとされる写真のネガが多数保存されているスーツケースがメキシコで発見されたことを皮切りに、キャパに同行した2人の写真家、ゲルダ・タローとデヴィッド・シーモアの写真や、この3人の関係者の証言などを交えながら、スペイン内戦の実情に迫っている。
(C) 212 Berlin/Mallerich Films Magnum Photos/International Center of Photography, NY |
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『メキシカン・スーツケース ロバート・キャパとスペイン内戦の真実』は、梅田ガーデンシネマで9月28日(土)から上映中。神戸アートビレッジセンターでは10月5日(土)から、京都みなみ会館と宝塚のシネ・ピピアでは10月19日(土)から、それぞれ上映が予定されている。
20世紀の戦いを、カメラにおさめつづけたキャパの“伝説の写真”を入り口に、「第二次世界大戦の前哨戦」とも呼ばれたスペイン内戦の実情に迫りたい。
予告編 |
詳細情報 |
上映日程 |
梅田ガーデンシネマ 9月28日(土)~10月18日(金) 神戸アートビレッジセンター 京都みなみ会館 シネ・ピピア |
映画館 |
梅田ガーデンシネマ (大阪市北区大淀中1-1-88梅田スカイビルタワーイースト4F、TEL 06-6440-5977) 神戸アートビレッジセンター 京都みなみ会館 シネ・ピピア |
サイト |
『メキシカン・スーツケース ロバート・キャパとスペイン内戦の真実』公式サイト http://www.m-s-capa.com/ 梅田ガーデンシネマ http://www.gardencinema.jp/umeda/ 神戸アートビレッジセンター http://kavc.or.jp/ 京都みなみ会館 http://kyoto-minamikaikan.jp/ シネ・ピピア http://www.cinepipia.com/ |