松本清張、山崎豊子、水上勉の社会派ミステリー小説を原作にした映画作品4本を35ミリフィルムで堪能する「2013優秀映画観賞会 名匠たちによる社会派ミステリー傑作選」が、大阪歴史博物館で開催される。
古き良き名作フィルムを、この機会に見直そう。
「優秀映画観賞会」は、文化庁や東京国立近代美術フィルムセンターらが、日本各地の文化施設と連携・協力し実施している事業で、所蔵の映画フィルムを巡回上映するというもの。「優れた映画の鑑賞機会を広く国民に提供する」ため、各地で行われている。大阪では、NPO法人コミュニティシネマ大阪も運営に協力し、毎年秋に開催してきた。
今年は、社会派ミステリーをチョイス。松本清張、山崎豊子、水上勉という、一世を風靡した社会派ミステリー小説の旗手に注目。
1日目の10月5日(土)には、松本清張原作の『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(1960年、95分)と山崎豊子原作の『白い巨塔』(1966年、150分)を、2日目の10月6日(日)には、松本清張原作の『張込み』(1958年、116分)と水上勉原作の『飢餓海峡』(1964年、183分)をそれぞれ上映する。
『黒い画集 あるサラリーマンの証言』 |
『白い巨塔』 |
同NPO法人は、「ミステリーの醍醐味を味わう傑作揃い」と太鼓判。
また「すべて35ミリフィルム作品で、映画がデジタルに変わった現在、フィルム上映の美しさ、味わいを見直す機会でもあります」と呼びかけている。
『張込み』 |
『飢餓海峡』 |
「2013優秀映画観賞会 名匠たちによる社会派ミステリー傑作選」は10月5日(土)と10月6日(日)の2日間、大阪歴史博物館で開催される。
詳細情報 |
開催日程 |
10月5日(土) 11時30分 開場 12時 『黒い画集 あるサラリーマンの証言』 14時 『白い巨塔』 10月6日(日) |
料金 |
1日券 一般1,000円、高校生以下600円
問い合わせ先 |
開催会場 |
大阪歴史博物館 4階講堂 (大阪市中央区大手前4-1-32、TEL 06-6946-5728) |
サイト |
2013優秀映画観賞会 名匠たちによる社会派ミステリー傑作選 http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2013/yushueiga2013.html コミュニティシネマ大阪 http://www.ccosaka.org/index.html |