セクシャルマイノリティをテーマにした映画を特集上映する「関西クィア映画祭2013」が、大阪のHEP HALLと京都大学西部講堂で開催される。
性や生き方について考える新たな機会に。
「関西クィア映画祭」は、2005年7月にスタートした映画上映イベント。毎年開催され、今年で8回目となる。トランスジェンダーやバイセクシャル、インターセックスといった「セクシュアルマイノリティ」を扱った映画のみを厳選し、大阪と京都で一挙に上映している。昨年は大阪・京都合わせて1,400人が来場した。
東京では以前より開催されている「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」をうけて、「関西にもこういった文化を紹介できる場を作ろう」という思いでスタート。名称の「クィア」とは、もともと性に関して「普通ではない」と考えられている人々への蔑称。それをあえて冠することで、「ひとりひとりが自分の性や生き方を選び決めていこう、規範の押し付けに反対しよう」というメッセージを込めたという。
今年は、世界13カ国から長編15作品、短編5作品の計20本を上映。ドイツ、アメリカ、インドネシアをはじめとして、イラン、イスラエルなど中東からの作品も多く集められた。日本からも、ぴあフィルムフェスティバル審査員賞受賞作『あん、あん、あん』などが上映される。
「変=クィアでもいい、性のあり方は多様だ、私たちは生きていける」と呼びかける関西クィア映画祭。
大阪・梅田のHEP HALLで9月14日(土)から16日(月・休)、京都大学西部講堂で10月4日(金)から6日(日)までそれぞれ開催される。
詳細情報 |
開催日程 |
大阪 HEP HALL 9月14日(土)~16日(月・休) 京都 京都大学西部講堂 |
料金 |
前売 1回券1,300円、3回券3,400円 大阪パス6,800円、京都パス6,800円、関西フリーパス10,000円 当日 |
会場 |
HEP HALL (大阪市北区角田町5-15、TEL 06-6366-3636) 京都大学西部講堂 |
サイト |
「関西クィア映画祭2013」公式サイト http://kansai-qff.org/ 「性」の映画を多数上映 梅田で関西クィア映画祭【レポート】 http://www.cinepre.biz/?p=2163 |