イタリアの映画作品の配給などを手がける京都ドーナッツクラブが、元・立誠小特設シアターで「DVDでは観られないイタリア映画 アゴスティ&カプッチョ特集」を開催する。
知られざるイタリア映画をたっぷり堪能しよう。
「京都ドーナッツクラブ」の前身となる「大阪ドーナッツクラブ」は、2005年に作られた有志団体。FM802などでDJをつとめる野村雅夫さんらを中心に、イタリアの文学作品を日本に広く紹介することを目的に結成された。
現在は拠点を、新設されたコワーキング&イベントスペース「チルコロ京都」に移し、「京都ドーナッツクラブ」に改称。イタリア映画の翻訳・配給上映や、小説・絵本の出版、舞台の上演など、さまざまな活動を行っている。
今回は、ドーナッツクラブの京都移転を記念して、イタリアのシルヴァーノ・アゴスティとエウジェニオ・カプッチョという2人の映画監督の作品を特集上映。
もともと2006年にの野村雅夫さんがイタリアでシルヴァーノ・アゴスティ監督に会い、エウジェニオ・カプッチョの作品を観たことから、映画配給に携わることになったという。そうした、原点とも言うべき2監督の作品の中から、コメディーやヒューマンドラマなど9作品を一挙上映する。
『カーネーションの卵』(シルヴァーノ・アゴスティ) |
『ふたつめの影』(シルヴァーノ・アゴスティ) |
『快楽の園』(シルヴァーノ・アゴスティ) |
『人間大砲』(シルヴァーノ・アゴスティ) |
『天の高みへ』(シルヴァーノ・アゴスティ) |
『クワルティエーレ~愛の渦 』(シルヴァーノ・アゴスティ) |
『フィルムがない!』(エウジェニオ・カプッチョ) |
『ふたつにひとつ』(エウジェニオ・カプッチョ) |
『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』(エウジェニオ・カプッチョ) |
シルヴァーノ・アゴスティ監督は、劇映画・ドキュンタリーなど約50本を手がけている。さらに自身で映画館も運営。作品が多くの映画祭で評価されるほか、小説の執筆にも力を入れ、イタリアの文学賞・ストレーガ賞に2作品がノミネートされるなど、幅広く活動している。
エウジェニオ・カプッチョは、イタリアの巨匠、フェデリコ・フェリーニ監督に師事し、撮影助手や助監督などをつとめあげた。1996年に長編作品の監督デビューを果たしている。
アゴスティ&カプッチョ特集は、京都の元・立誠小特設シアターで9月7日(土)から20日(金)まで実施予定。トークイベントや特別作品上映、懇親会なども開催される。
詳細情報 |
上映日程 | 9月7日(土)~20日(金) |
料金 | 一般1,400円、学生1,200円、シアター会員1,100円 |
映画館 |
元・立誠小特設シアター (京都市中京区備前島町310-2、TEL 080-3842-5398) |
サイト |
アゴスティ&カプッチョ特集特設サイト http://risseicinema.com/movies/1600 京都ドーナッツクラブ http://www.doughnutsclub.com/ 元・立誠小特設シアター http://risseicinema.com/ |