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体感ミュージアム空間がブルク7に完成  「あの花」特設展示も

「映画を超える劇場」を目指し、3Dパノラマ空間などを駆使したミュージアムスペースが梅田ブルク7に完成。現在は公開をひかえるアニメ映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の特設展示を行っている。

ブルクミュージアム
空間に触ると拡大される3Dパノラマ

“体感する映画館”の魅力がいよいよ。

梅田ブルク7は、大阪の複合商業ビル「E-MA」7階に開設されている映画館。かつてあった梅田東映会館の後継として、2002年に開業。
同館ロビーでは、6月より「映画を超える劇場へ」をテーマにリニューアルを実施。ミュージアム空間を新設し、様々な催しや映画に連動した企画展示など、多角的な展開を計画している。
6月22日(土)のプレオープンでは「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」と提携し、同館の収蔵作品の展示を実施。以降もアニメ映画『劇場版銀魂完結篇 万事屋よ永遠なれ』の特別展示を行うなど、同スペースを活用してきた。

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7月のプレオープン時の様子

今回は、目玉の一つである3Dパノラマ空間がお目見え。スライドショーで流れる画像の前に手をかざすと、画像がポップアップされる仕組みを導入し、来館客が好きな画像を鑑賞できるようにした。「データで管理することで、通常のミュージアムスペースでは収蔵しきれない数の写真や画像も展示することができます」と話す担当者。今回は8月末に公開をひかえるアニメ映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の作品画像を60枚以上閲覧することができる。


『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、もともとテレビアニメとしてスタートした作品。「超平和バスターズ」を名乗り秘密基地で遊んでいた幼馴染6人組だったが、1人の死をきっかけにバラバラになってしまう。そんな彼らが高校進学後に再び出会って・・・というストーリー。
今回は、同作の重要な舞台である「超平和バスターズ」秘密基地がスペース内に登場。同作の主人公たちが幼少期に遊んでいた空間を、作中の雰囲気や小道具そのままに再現した。「昨年東京のお台場で展示し好評だったセットを、初めて大阪で展示しました」と担当者。同作については「ジブリや細田守作品のように、誰もが親しめる作品だと思う。誰もが経験したことのある幼い頃の思い出を振り返ってもらえれば」と話す。

ブルクミュージアム
小道具も原作に忠実に再現

同スペースでは今後も、公開する映画に合わせて様々な展示や企画を打ち出していく予定だという。また、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、8月31日(土)から梅田ブルク7をはじめ全国で一斉ロードショーされる。

詳細情報
サイト 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』公式サイト
http://www.anohana.jp/
梅田ブルク7
http://co2ex.org/workshop/
“映画超える劇場”目指す 梅田ブルク7にミュージアム新設【ニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=6355