韓国から届いた3つの短編恋物語　心斎橋でゲイムービー特集

自らゲイであることをカミングアウトした韓国のキム=ジョ･グァンス監督の短編3作品を一挙上映する「Gショートムービーセレクション」が、シネマート心斎橋で開催される。

ゲイを丁寧にかつ繊細に描き、話題となった3作品が集結する。

キム=ジョ･グァンスは韓国の映画監督。同性愛がいまだタブー視されているという同国で、自らゲイであることを告白。19歳年下との恋人とのウエディング写真を公開するなど、韓国国内で話題となった。また同じく同性愛を告白したイソン・ヒイル監督の『後悔なんてしない』（2006年、114分）のプロデューサーとしても活躍。
その同氏が2008年から2010年の間に手がけた3つのゲイにまつわる短編作品を、今回一挙上映する。

『少年、少年に会う』（2008年、14分）は、同監督のデビュー作。同国の人気ドラマ「風の国」に出演したキム・ヘソンが主演を務めている。

『少年、少年に会う』(c) INDIESTORY Inc. All Rights Reserved.

『ただの友達？』（2009年、29分）は、大ヒット韓国映画『建築学概論』にも出ているイ・ジェフンの熱演が光る作品。監督の「99.9％真実のゲイ映画を作りたい」という思いから製作された。
3つめの『愛は100℃』（2010年、22分）は、同監督の最新作。耳が不自由な少年のほろ苦い経験を、切なく描いている。

『ただの友達？』(c) INDIESTORY Inc. All Rights Reserved.

『愛は100℃』(c) INDIESTORY Inc. All Rights Reserved.

過去に東京国際レズビアン＆ゲイ映画祭や、アジアンクィア映画祭で上映されたこともあるという同作品群。
それぞれの恋物語のゆくえを、ぜひ目撃しよう。

Gショートムービーセレクションは8月17日（土）からシネマート心斎橋で上映される。