夏の暑さに、背筋凍る体験を―シネ・ヌーヴォで妖怪映画大特集

ろくろ首、ぬらりひょん、烏天狗、のっぺらぼう…日本の妖怪映画4本を一挙上映する「妖怪大集合！！」が、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで開催される。

背筋を凍らせて、夏の暑さを吹っ飛ばそう。

近年、多くのファンを集めている「妖怪」。映画やマンガにも多く登場するほか、今年大阪歴史博物館で開催された特別展「幽霊・妖怪画大全集」には多くの人が来訪。開催側の予想を上回る人気となった。
今回、シネ・ヌーヴォでは、「夏の暑さを吹っ飛ばせ」とばかりに、古来の妖怪映画4作品をレイトショー上映する。

上映するのは「大映の妖怪映画三部作」と呼ばれる『妖怪大戦争』（1968年、79分）、『妖怪百物語』（1968年、79分）、『東海道お化け道中』（1969年、78分）と、美人女優入江たか子が化け猫にふんして大ヒットした『怪猫岡崎騒動』（1954年、86分）の4作品。

『東海道お化け道中』

映画だけでなく、出てくる妖怪の種類も様々だ。河童、油すまし、青坊主、ろくろ首、から傘小僧、海坊主、ぬらりひょん、火吹き婆、烏天狗、のっぺらぼうなど、日本古来の有名な妖怪たちが、これでもかと登場する。スクリーンでの妖怪たちの競演も楽しみたい。

『怪猫岡崎騒動』

特集上映「妖怪大集合！！」は、シネ・ヌーヴォで8月3日（土）から16日（金）まで開催される。9日（金）のみ休映。
上映時間はいずれの回も20時40分から。

猛暑と言われる今年の夏。涼しい夜を迎えるためにも、ここはひとつ妖怪映画で背筋でも凍らせてみては……？