大阪・中津の公園で無料野外上映会　作品は『ハーブ＆ドロシー』

大阪・中津の豊崎南公園で、無料上映会が開催される。上映されるのは、アートコレクター夫妻を描いた『ハーブ＆ドロシー ふたりからの贈りもの』。

夏の夜の公園で、アートの映画をしっとりと鑑賞しよう。

昨年よりスタートした野外上映会の第2回。
大阪・中津の美容室「THE SALON」と、小児癌患者へのカツラを無償で寄付するNPO法人「JAPAN HAIR DONATION&CHARITY」が協同で、ヘアードネーション活動の認知を広げようと企画した。
担当者が「一つの場所で大人から若者までが楽しめて、ゆったりと知らない人同士が時間を共有するというのは映画だからこそ可能ではないか？と思った」ことから始まり、野外上映企画を始動。昨年の第1回では、ポール・マッカートニーが9・11テロの後に行ったチャリティーコンサートのドキュメンタリー映画『ポール・マッカートニー　THE LOVE WE MAKE』を上映した。

今回上映するのは、『ハーブ＆ドロシー ふたりからの贈りもの』。
ニューヨーク在住のアートコレクター夫妻である元郵便局員ハーブと図書館司書のドロシーを描いたドキュメンタリー映画で、前作の『ハーブ＆ドロシー アートの森の小さな巨人』の続編にあたる。
決して豊かではないその生活の中、自費でアート作品を買い集め、自分たちのマンションに収蔵する夫妻の姿と、その収蔵品を全米50の美術館に50点ずつ、計2,500点を贈るというプロジェクトを追いかけている。

『ハーブ＆ドロシー ふたりからの贈りもの』(c)2013 Fine Line Media,Inc. All Rights Reserved.

「ローカルのコミュニティーから徐々に発展させていきたい」この野外上映会を始動させた時、そう語った担当者。「地域が独自に発展してカルチャーの地産地消を行い、人が集まってくるようなのが理想」という、その活動の成果が、いつしか実ることを楽しみにしたい。

「夏の夜の野外上映会」は、8月25日（日）に大阪の豊崎南公園で開催される。雨天時は9月1日（日）に順延。
雨のため、9月1日（日）に延期となりました。ご注意ください。