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映画と音楽に浸って迎える朝 京都でLate Show Films始動

京都みなみ会館で7月6日(土)、音楽ライブと映画の複合オールナイトイベント「Late Show Films」の第1弾が行われ、Turntable FilmsとYeYeさんがライブ演奏を披露した。


満席となった京都みなみ会館

「Late Show Films」は、ライブ演奏と映画上映を組み合わせたオールナイトの催し。京都で活動するオルタナティヴ・フォークロックバンドTurntable Filmsと、JET SET KYOTOの田中亮太さんが京都みなみ会館とタッグを組み、共同で始動させた。

今回は7月6日(土)の深夜から7日(日)の早朝にかけて、第1弾をオールナイトで実施。
165席のシアターは満席となり、補助席が使われるほど大盛況のイベントとなった。若者が多数来場したほか、女性の姿も多く見受けられた。

まず、音楽に関係の深い映画作品3本をチェイスして上映。今回選ばれたのは、1969年のウッドストック・フェスティバルを誘致したエリオット・タイバーの回想録を映画化した『ウッドストックがやってくる!』、アカデミー賞で脚本賞を受賞したウッディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』、売れないバンドの破天荒ロードムービー『レニングラード・カーボーイズ・ゴー・アメリカ』。


多くの来場客であふれかえるロビー

物販ブースも展開

上映の合間には、Turntable Filmsと、関西で活動するフォークシンガー・YeYeさんがライブ演奏を披露。
YeYeさんは「夜遅くなったので、寝ながらでも聞いてください」と話し、会場の笑いを誘ったほか、映画『空気人形』にインスパイアされて制作したという楽曲などを歌い上げた。
Turntable Filmsは7人のメンバーが息のあった演奏を披露。途中で観客から手拍子が起こり、会場は一体感に包まれた。


YeYeさん(写真右から2人目)

Turntable Films

「音楽ファンと映画ファンは近くて遠い存在。この両者がつながる場を作りたかった」と話す、Turntable Filmsの谷健人さん。「これからも定期的に続けていきたい」と意欲を見せる。京都みなみ会館の中澤さんは、「今回上映した3本はすべてフィルム作品。上映する度に見え方が違うフィルムは、“生もの”という点でライブ演奏と共通していると思う」と、両者のコラボレーションに感じた手ごたえについて話した。
3人は「もっと若い人にたくさん来てほしい。そして音楽の良さ、映画の良さを体感してもらえれば」と期待を寄せている。


同イベントを企画した京都みなみ会館中澤さん(写真左)、Turntable Films谷健人さん(中央)、JET SET KYOTO田中亮太さん

「Late Show Films」は今後も、継続して実施される予定。
映画と音楽にどっぷり浸る夜が、新たな出会いを生むことを期待したい。

■サイト
京都みなみ会館
http://kyoto-minamikaikan.jp/
「Late Show Films」公式サイト
http://lateshowfilms.jimdo.com/
Turntable Films公式サイト
http://turntablefilms.com/
映画と音楽にどっぷりひたる週末を 京都で「Late Show Films」 【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=6398