気鋭のアイドルたちを主人公に、若手映画監督がオムニバス映画を制作した「アリスインプロジェクト THE MOVIE」の2作品が、大阪・十三のシアターセブンで上映される。
アイドルと若手監督のタッグが生んだ意欲作を目撃しよう。
アリスインプロジェクトは、フレッシュな女性キャストでSFファンタジーを描くガールズ演劇カンパニー。固定したキャストや作家、演出部を持たないことをモットーとしている。通常は舞台での活動をメインにしているが、今回は映画へと活動の幅を広げ、2本の短編作品を完成させた。
映画は、『終焉少女 LAST GIRL STANDING』(35分)と、『ボクが修学旅行に行けなかった理由』(40分)。ともに“学園”をテーマに制作され、少女たちの輝きと成長、そして絆を描いている。
『終焉少女 LAST GIRL STANDING』は、今年「アイドリング!!!」を卒業した森田涼花(『侍戦隊シンケンジャー』など)や、現在アイドリング!!!で活動する三宅ひとみ、石田佳蓮らが出演。
未来を感じることが出来る女子高生の不吉な予言と、それを信じられないでいた少女たちだったが、予言は現実となり武装した兵士たちが教室に押し寄せる。次々とクラスメイトが倒れていく中で、生き延びた生徒にはさらに過酷な運命が襲いかかる…というストーリー。
監督は、上海国際映画祭などさまざまな映画祭に招待されたほか、前作『東京無国籍少女』(2012年)が押井守監督からも評価された山岸謙太郎さん。
『終焉少女 LAST GIRL STANDING』(c)2013アリスインプロジェクト |
『ボクが修学旅行に行けなかった理由』は、グラビアアイドルとしても活動する荻野可鈴や、「みんなでつくるアイドルユニット」PASSPO☆の根岸愛、増井みお、槙田紗子らが出演。
私立高校芸能コースの修学旅行当日、パッとしないアイドル「P☆GIRLS」の4人は小さなライブハウスに出演していた。その後、欠席組への課題を教室に忘れてきたことに気づいた4人は夜の学校に忍び込む…というストーリーの青春映画。
監督は草野翔吾さん。学生時代から映画を作りはじめ、大杉漣さんらが出演した『Mogera Wogura』(2009年)や平愛梨さんがヒロインをつとめた『からっぽ』(2012年)を制作した。
『ボクが修学旅行に行けなかった理由』(c)2013アリスインプロジェクト |
おなじ「アイドル」と「学園」をモチーフとしながら、SFミニタリーアクションと青春群像劇という違うテイストの2作品に仕上がった今企画。それぞれの世界観やアイドルたちの熱演をぜひ堪能したい。
「アリスインプロジェクト THE MOVIE」2作品は、7月13日(土)から19日(金)まで、大阪・十三のシアターセブンで上映予定。
予告編 |
『ボクが修学旅行に行けなかった理由』
詳細情報 |
上映日程 | 7月13日(土)~19日(金) |
映画館 |
シアターセブン (大阪市淀川区十三本町1-7-27、TEL 06-4862-7733) |
サイト |
アリスインプロジェクト THE MOVIE http://aliceinmovie.info/ シアターセブン http://www.theater-seven.com/ |