映画『桜姫』の公開に合わせて、6月30日(日)に天王寺のアポロシネマ8で舞台あいさつが行われ、主演の日南響子さんと青木崇高さん、野々村真さんが登壇した。
舞台あいさつに登場した日南響子さん(写真右)、青木崇高さん(中央)、野々村真さん |
『桜姫』は、江戸時代の劇作家・鶴屋南北の「桜姫東文章」を題材にしたファンタジー時代劇映画。桜姫が、自分を襲った権助に恋い焦がれ、権助に会いたい一心で遊女に身を落とす…というストーリー。
監督は『探偵はBARにいる2』などを手がけた橋本一さん。主演の桜姫を日南響子さん、相手役の権助を青木崇高さんが演じている。遊女としての日南さんの濡れ場シーンも話題に。
(C)2013「桜姫」製作委員会 |
濡れ場については、「姫も1人の人間。濡れ場もその人生の中の一部なので、一生を演じる中の一つでしかなかったです」と話す日南さん。青木さんも「全然躊躇しなかったので、すごいと思いました」と感心していた。
桜姫と共感できる部分について聞かれると、日南さんは「突発的な行動をとるところが似ているなと思いました」と話した。
「桜姫の人生を自分なりに演じました」と話す日南響子さん |
日南響子さんの父親を演じた野々村さんは撮影が半日で終わったという話を披露。「4シーンしか出ていないのに舞台あいさつしちゃって、ほんと申し訳ない」とあいさつし、会場を笑わせた。
また、本格的なセットを組んだという遊郭のシーンについて、日南さんは「照明や美術が雰囲気とマッチしていて素晴らしかった。世界観が出来上がっていたおかげで、演技もやりやすかったです」と話した。野々村さんは「そのセットには入れなかったぼくは、観客の皆さんと同じように後から観ました」と話し、笑いを誘った。観客からは「(野々村さんの)ヒゲが変だった」という声も飛び出し、「衣装合わせした中で、ヒゲを選ぶのが一番時間がかかったのに…」と気を落とす様子を見せた。
共演したセクシー女優・麻美ゆまさんと演じた、雨が降る泥の中の壮絶な喧嘩シーンについて、日南さんは「打ち合わせはほとんどせずにやった」という話を披露。「でもその後で仲良くなりました」と話した。麻美さんは長期療養中のため来場はかなわなかったが、「『桜姫』は私にとって大切な作品。私のすべてを出しました。橋本ワールドを堪能してください」というメッセージが伝えられた。
わきあいあいとした舞台あいさつに |
『桜姫』は現在、全国各地で公開中。関西ではアポロシネマ8、テアトル梅田、T・ジョイ京都、イオンシネマ久御山、元町映画館、シネパレス山陽座で上映されている。
■サイト
『桜姫』公式サイト
http://sakurahime-movie.com/
日南響子さん主演『桜姫』公開中 青木崇高さんが語る“男の所作”【キネプレニュース】
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