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七芸で『燃える仏像人間』の催し 稲垣早希さんらミニライブも

独特の映像表現が話題となった映画『燃える仏像人間』の公開を記念して、監督や声の出演者らが登場するスペシャルイベントが、6月29日(土)に第七藝術劇場で行われた。


(C)「燃える仏像人間」製作委員会

『燃える仏像人間』は、人間と仏像の融合生命体が繰り広げる怪奇世界を描いた異色のアニメーション映画。一枚絵や切り絵を用いて、その動きとカメラワークで表現する「劇メーション」という手法を取り入れている。製作したのは京都嵯峨芸術大学を卒業し、現在宇治市在住だという宇治茶さん。本作が監督デビュー作品となる。

今回は第七藝術劇場での上映開始に合わせて、公開記念イベントを開催した。
「語る仏像人間」と題した第1部では、漫才コンビシンデレラエキスプレスの渡辺裕薫さんをはじめ、花井なおさん、平井駿佑さん、保山ひャンさん、虹友美さんら、出演者が登場。また音楽監督のジャン=ポール高橋さん、同作の安斎レオさん、そして宇治茶監督も登壇し、作品についてのトークを行った。


登壇する関係者ら(写真一番左が宇治茶監督)

宇治茶監督は、制作時のエピソードを披露。出演者の声を先に収録してから、監督が声からイメージしたキャラクターを描いたという本作。そのため、声の収録から映画化まで2年かかったという。
もともと監督が学生自体に制作した作品を、安斎レオさんが気に入って声をかけた、といういきさつも披露された。


作品について語る出演者ら

作品のトークで盛り上がる(写真右は渡辺裕薫さん)

第2部は「歌う仏像人間」と題し、ミニライブを実施。
バンドの東京ピーチや“きゅるりんアイドル”のりなんなん、そしてエヴァンゲリオンアスカのモノマネで知られている吉本芸人の桜・稲垣早希さんが登場した。


第2部ではミニライブが行われた

主題歌を担当した稲垣早希さん

同作の主題歌を担当している稲垣さんが登場すると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。稲垣さんの歌声にあわせて手拍子が巻き起こるなど、ライブは大盛況で幕を閉じた。


熱唱する稲垣さん

『燃える仏像人間』は本日7月5日(金)まで、第七藝術劇場で上映されている。今後は、元町映画館で7月13日(土)から、京都みなみ会館で7月20日(土)からそれぞれ一週間限定公開される。

■サイト
『燃える仏像人間』公式サイト
http://moebutsu.net/
実写と劇メーションの奇妙な融合 『燃える仏像人間』関西へ【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=6198