京都シネマの魅力PR　大阪成蹊大生がCM制作

大阪成蹊大学で映像制作を学ぶ学生たちが、京都シネマのCMを制作し、YouTubeで公開した。7月には同館と共催で行う「カレッジウィーク」も実施される。

制作されたCMの1本「ジグソー」

気鋭の学生たちが、映画館のCMを制作した。

2006年から、授業の中で継続的にCM制作を行っているという大阪成蹊大学芸術学部の情報デザイン学科映像コース。過去にはKBS京都の番組で実際に放送されたこともあるという。
産学連携事業の一環として、京都シネマと提携した「カレッジウィーク」を開催。自由に制作するのとは違い、様々なルールや規制がある企業CMの製作に取り組んできた。完成したものは京都シネマのロビーで上映するなど、多くの人の目に触れる作品を作る貴重な機会を学生たちに提供している。

今回公開されたCM作品は3本。映画館の仕事をジグソーパズルで表現した楠本飛鳥さんの「ジグソー」、ユニークな手法で描かれた森の動物たちが特徴的な高尾美優さんの「森の映画館」、線画で映画館の音響を描いた程弘志さんの「良い音／線画」。

「森の映画館」

「良い音／線画」

同大学の由良泰人准教授は、「人の作品に刺激を受けながら和気あいあいとしながら制作をしていたようです」と振り返る。
また今年の7月20日（土）から1週間、上映イベントを実施予定。大阪成蹊大学としては14回目の参加となる。由良さんは「今回のCMを制作した3年生が中心となり企画や運営を行い、4年生の作品や卒業生などの新作映像に加え、今回は過去の上映作品もセレクトして上映する予定です。ぜひお越しください」と呼びかけている。