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『阿賀に生きる』で考える水俣病と原発 龍谷大でシンポ

ドキュメンタリー映画『阿賀に生きる』のニュープリント版公開を記念して、「水俣病から原発事故へ」と題したシンポジウムが龍谷大学で催される。


(c)阿賀に生きる製作委員会

名作ドキュメンタリーから学びながら、現代の社会問題を考える公開シンポジウムが催される。

『阿賀に生きる』(1992年、115分)は新潟県の阿賀野川筋に生きる人々の暮らし、そして水俣病との戦いを記録したドキュメンタリー映画。ドキュメンタリー界で名をはせた佐藤真監督の初長編作品として、3年にわたり現地での生活を撮影して制作した。いまでも多くのドキュメンタリーファンから高い評価を得ている。


(c)阿賀に生きる製作委員会

今回はそのニュープリント版公開を記念したイベントをを開催。同作を上映するとともに、題材になった水俣病と、現在巻き起こっている原子力発電所事故の問題をからめて、公開シンポジウムを実施する。登壇するのは、コーディネーターとして「京都・水俣病を告発する会」の小坂勝弥さん、パネリストとして、「グリーン・アクション」代表アイリーン・美緒子・スミスさん、『阿賀に生きる』製作発起人の旗野秀人さん、「使い捨て時代を考える会」槌田劭さん。


(c)阿賀に生きる製作委員会

(c)阿賀に生きる製作委員会

同イベントの実行側は「原発事故という大きな過ちを経験した今だからこそ、私たちは原発事故と類似点の多い水俣病から何かを学び取らなければならないのではないでしょうか」と訴えている。2月23日(土)開催。上映・シンポジウム込みで一般1,000円、学生500円。

■開催日程
2月23日(土)
 14:00 開場
 14:30~ 『阿賀に生きる』上映
 17:05~ 「水俣病から原発事故へ」シンポジウム

■料金
一般1,000円、学生500円 (事前申し込み不要)

■場所
龍谷大学アバンティ響都ホール 大ホール
(京都府京都市南区東九条西山王町31)

■サイト
『阿賀に生きる』公式サイト
http://kasamafilm.com/aga/