(第七藝術劇場からの寄稿です) |
キネプレをごらんの皆さま、初めましてこんにちは。大阪の十三にあります、第七藝術劇場・略してナナゲイです。
当館は1スクリーン96席のこぢんまりとした映画館です。
“社会派の映画館”とよくお声をいただきますように、上映作品は国内外のドキュメンタリー作品をはじめとして、これからの飛躍が楽しみな若手監督さんの初劇場公開作品や、世界的大監督の名作特集、はたまたコアなホラー作品まで。硬軟取り混ぜながら、「大阪ではここでだけしか見られない!」という作品も多数上映しております。
ところで“十三の映画館”と聞いて、どのような印象をお持ちでしょうか?
大阪でも屈指の繁華街の十三。正直なんだかおっかない・・・と思われてはいませんか!?かく言う私もナナゲイに勤めが決まった時は、「えっ、女の子が十三に行くなんてあぶなくない?」なんて言われたものですが・・・、とんでもございません!
食べ物もおいしいし、アットホームな商店街もあるし、おしゃれ~なカフェだってあるし、不安に思うことなんてないのです。
きらびやかなお店も確かにありますが、むしろそのネオンのキラキラがちょっとレトロでカオスな街の飾りになって、なんだか楽しい気持ちになってくる! かもしれません。
映画を観る合間にちょっと街を散策するのもおすすめです。
そして、そんな楽しい・おいしい・大阪十三ランドに実にピッタリな映画『EDEN』がただいま公開中です!
(c)2012映画『EDEN』フィルムパートナーズ |
新宿のショーパブ“エデン”のオネエ・ノリピーが突然死んだ。エデンの従業員たちは親族から引き取り拒否された彼女の遺体をトラックの荷台に乗せ、千葉の実家まで送り届けるという無謀な計画を立てる・・・。
バッチリと決めた化粧の笑顔の下にはたくさんの辛い思いがあるって、もちろん皆知ってます。でもそれをもってなおギャーギャーとかしましくじゃれ合うオカマちゃんたちが本当に愛おしい!
ネオン輝くこの街で働くたくさんの人たちに囲まれながら、ぜひ映画『EDEN』を見にお越しください。
「必ずウォータープルーフマスカラをして見にいらっしゃいよ!」
お待ちしております!
『EDEN』公式サイト
http://sumomo.co.jp/eden/