日本の女の子たちが児童労働の問題と向き合い、チョコレートのフェアトレードを推進する様子を描いたドキュメンタリー『バレンタイン一揆』が、大阪・十三のシアターセブンで上映される。ミニ喫茶やトークショーも。2月2日(土)~15日(金)。京都みなみ会館でも2月2日(土)から一週間上映。
チョコを贈る日として定着した日本のバレンタイン。そんな中、女の子たちの“一揆”がはじまった―。
『バレンタイン一揆』(2012年、64分)は、ドキュメンタリー映画。
日本の“普通の”女の子たち3人がガーナのカカオ農園で出会ったのは、学校に通うこともできないまま「児童労働」させられているたくさんの子どもたち。フェアトレードで作られたチョコレートを買うことで少しでもカカオ生産者たちの現状を改革しようと、彼女たちは「バレンタイン一揆」という運動を実行する。学生たちが主体となって進められたこの活動を、カメラでおさめたのが本作だ。
自分たちが主体となって行動し、ガーナの人たちと触れ合いながら、時に失敗し、時に困難を乗り越えて活動を進めていく姿を描いている。
『バレンタイン一揆』 |
シアターセブンの担当者は「自分たちなりに何か取り組めることがないか、と行動する。大きなことではなく、まずは自分たちにできることから一歩ずつやっていくことの大事さや、また実際に運営することのむずかしさを、この映画は捉えていると思います」と話す。2月10日(日)には、大阪商業大学の下山先生とゼミ生がミニ喫茶を企画中。同日は16時30分から追加上映を行い、フェアトレードを推進するNPO法人ACEの岩附由香代表らのトークショーも予定している。
「児童労働などについて知るきっかけとして、ぜひお越しください。高校生や大学生といった、映画に出ている方たちと同じ世代のみなさんに観て、感じていただければと思います」と呼びかけている。
『バレンタイン一揆』は、シアターセブンで2月2日(土)~15日(金)まで上映。京都みなみ会館でも2月2日(土)~8日(金)まで限定公開される。
■上映日程
・シアターセブン
2月2日(土)~15日(金)
ミニ喫茶、トークショーは2月10日(日)
・京都みなみ会館
2月2日(土)~8日(金)
■映画館
シアターセブン
(大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5階、TEL 06-4862-7733)
京都みなみ会館
(京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993)
■サイト
『バレンタイン一揆』公式サイト
http://acejapan.org/campaign/15th/
シアターセブン
http://www.theater-seven.com/
京都みなみ会館
http://kyoto-minamikaikan.jp/