瀬戸内海の大島でハンセン病と戦う夫婦の姿を描いたドキュメンタリー映画『61ha 絆』が、大阪・十三のシアターセブンで上映されている。1月25日(金)まで。
ある1組の夫婦の姿を撮り続けた映画が、大阪で公開されている。
『61ha(ヘクタール) 絆』は、ドキュメンタリー映画。61ヘクタールしかない瀬戸内海の大島で60年以上も生活を続ける夫婦の日常を描いた作品で、ハンセン病に侵されながらも戦う妻と、それに寄り添う夫の姿を丁寧に映している。
監督は、在日1世の母と子の葛藤を描いた『ハルコ』や、マニラの路上の子供たちを描いた『マリアのへそ』などを手がけた野澤和之さん。
(c)2011年「61ha絆」製作委員会 |
ハンセン病の元患者と交流を深める中で、いつかそのドキュメンタリーを作りたい、「ハンセン病という病を突き抜ける作品にしたい」と考えていたという野澤さん。そんな時訪れた大島でこの夫婦に出会い、映画を作る決断をしたという。「この2人を訪れる度に、心が洗われるような、穏やかな気持ちになる」と野澤さんは話している。「日常を撮りながら、どんな物語を紡ぐことができるのか、試行錯誤しながら撮影を続けてきた」とも。
(c)2011年「61ha絆」製作委員会 |
老夫婦の日常を丁寧に描いたドキュメンタリー『61ha 絆』は、大阪・十三のシアターセブンで上映中。1月25日(金)まで。
■予告編
■上映日程
1月5日(土)~25日(金)
■会場
シアターセブン
(大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5階、TEL 06-4862-7733)
■サイト
『61ha 絆』公式サイト
http://www.impc.jp/61ha/
シアターセブン
http://www.theater-seven.com/