1月5日(土)に梅田芸術劇場で、世界の傑作CM500本を一挙上映する「世界のCMフェスティバル」が開催された。
梅田芸術劇場で華やかに開幕 |
「世界のCMフェスティバル」は「CMをもっとワクワク、ドキドキしながら体験しよう」をコンセプトに、1999年以降毎年行われている映像イベント。世界50カ国から厳選されたCM500本を上映している。大阪では2002年に初上陸。2010年から毎年、梅田芸術劇場で開催されている。今回は、昨年11月の「第19回大阪ヨーロッパ映画祭」関連イベントとして実施された。
同フェスを運営する事務局のジャンクリスチャン・ブーヴィエさんが、拍手に使う名物の「パチパチ」を持って入場し、イベントの開幕を宣言。クオリティの高いものや爆笑もの、考えさせられるものまでバリエーション豊かな世界中のCMが次々と上映された。
イベントの合間には、バンドの演奏やマジックショー、プレゼント抽選会も実施。自ら加工した野菜の楽器を演奏することで有名な岡山の小学校教諭小山淳志さんが、サプライズゲストとして登場する一幕もあった。YouTubeに演奏の模様を投稿したところアクセスが殺到し、海外のお菓子メーカーのCMに起用されたという小山さんが、ニンジンやブロッコリーなどで作った楽器で生演奏を披露し、会場を沸かせた。
野菜の笛で演奏する小山さん |
バンドの演奏も |
映画館のように鑑賞するスタイルながら、「会場内での携帯電話の使用は全然オッケー。ツイッターもどんどんつぶやいちゃってください」と呼びかけるユニークな催しに。ブーヴィエさんは「テンポを速くして、長いスピーチもなし。気軽に楽しんでいただけるイベントとして、定着してきていると思う」と話す。
ロビーではコーヒーやソフトドリンク、お酒など飲み物の提供も。休憩時間には多くの参加者であふれ、観たばかりのCMについて談笑する姿が見うけられた。3年間来場しているというカップルは「毎年楽しみにしています。オールナイトはつらいけど、演出が盛りだくさんだからあきずに楽しめますね」と笑顔を見せた。
コーヒーなどの販売も |
同フェス名物のカラフルな風船 |
■サイト
世界の珠玉映像でお祭り騒ぎ 梅田でCMフェスティバル 【キネプレニュース】
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