オールナイトで世界中のCM作品を上映する毎年恒例のお祭りイベント「世界のCMフェスティバル」が、1月5日(土)の夜に催される。場所は梅田芸術劇場。
お祭り騒ぎの中で世界のCMを楽しめる恒例のイベントが、今年も大阪にやってくる。
「世界のCMフェスティバル」は1999年に福岡で始まった、CMの祭典。パリで1981年にスタートした「La Nuit des Publivores(CM食らい放題の夜)」の日本版として企画され、回を重ねるごとに好評を博し、開催場所を増やしてきた。今年2012年から2013年にかけては、全国21都市で開催。世界50カ国から集めた“傑作CM”500本を、オールナイトで上映する。
上映するCMはまさに多種多様。世界の技術を見せつけられるクオリティの高い作品や、世界情勢を反映した作品も盛り込まれていて、笑えるものから考えさせられたり感動するものまで、幅広いラインナップとなっている。広告代理店や映像会社のクリエーターらが、半分仕事・半分遊びで観にくることも多いという。
また大きな特徴として「話すのも拍手するのも歓声を上げるのもOK」という自由度の高さが挙げられる。同フェス事務局のジャンクリスチャン・ブーヴィエさんは「お祭り騒ぎのように楽しんでほしい」と話す。降るだけで拍手の音を鳴らすことができる“パチパチ”小道具も、名物の一つだ。
2009年に開催された同フェスの様子(なんば経済新聞提供) |
ブーヴィエさんは「一度味わってみると病みつきになりますよ」と太鼓判。キネプレの取材に対しても「一度体験したことある?」と聞き、「体験しているのと体験していないとのでは全然違いますからね」と話した。間に休憩や、バンドの演奏なども盛り込まれ、飽きさせない7時間を演出している。テンポが速い、長いスピーチもない、並んでいる観客にもサービスをするなど、他のイベントと異なるところもいくつか。ブーヴィエさんによると、唐十郎や寺山修司の天井桟敷など1970年代のアングラ劇場を参考にしているという。
今年の同フェスで上映されるCMは、「マクドナルドvsバーガーキング」「アップルvsサムスン」など注目の対決や、セクシーモデルの出演CM、影絵の環境保護CMなど、多種多様。
ちなみに大阪では、11月に行われた「大阪ヨーロッパ映画祭」の関連企画として実施される。
「世界のCMフェスティバル」事務局のブーヴィエさん |
オールナイトでCMを楽しむ、愉快なお祭りは1月5日(土)の夜からスタート。プレゼントが当たる大抽選会やゲストのライブパフォーマンスや、スポンサーからのフリードリンク提供も行われる。“パチパチ”を鳴らしながら、会場の熱気をぜひとも体感してもらいたい。
■開催日時
1月5日(土)
開場21時30分
22時30分~翌日5時30分
※60分~70分ごとに、休憩あり
■料金
指定席(1階,2階後方) 前売4,500円、当日5,000円
自由席(3階) 前売3,800円、当日4,500円
■会場
梅田芸術劇場
(大阪市北区茶屋町19-1、TEL 06-6377-3800)
■サイト
「世界のCMフェスティバル」公式サイト
http://www.cmfestival.com/
大阪ヨーロッパ映画祭いよいよ 日本未公開作品多数 【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=3029