若者の“暴走”さわやかに　『とめ子』が大阪凱旋上映

ストリートミュージシャンのとめ子と、ホームレス少年との“暴走”を描いた青春映画『とめ子の明日なき暴走』（100分、2012年）が、12月8日（土）から大阪・九条のシネ・ヌーヴォで公開される。28日（金）まで。

『とめ子の明日なき暴走』は、女性ストリートミュージシャンとめ子と、ホームレスの少年スネオとの恋愛を軸に、心の闇やどんづまりからの再生を描く青春ドラマ。
とめ子が、心に傷を持つスネオと出会い、お互いの中に同じ痛みを感じあう。やがて恋に落ち、つかの間の幸せを感じるものの、謎の心理カウンセラーに導かれ、2人の抱える「闇」が暴走し始める…というストーリー。
現実と虚構の間をうごく力強いヒロイン・とめ子を演じるのは、NHK連続テレビ小説『ちりとてん』の主人公の親友・野口順子役や『カーネーション』の駒子役で出演した、宮嶋麻衣さん。監督は、ビジュアルアーツ専門学校大阪出身で、関西のTVドラマやCMなどを手がけてきた吉浦敦博さん。本作が初の長編映画となる。

11月3日に東京のポレポレ東中野で公開されたほか、先日行われた大阪ヨーロッパ映画祭でも上映。今回満を持しての“大阪凱旋”ロードショーとなる。大阪で生まれた、さわやかで暴走気味の青春ドラマをぜひこの機会に。

『とめ子の明日なき暴走』は12月8日（土）から大阪のシネ・ヌーヴォで上映スタート。28日（金）まで。

■予告編