2022年秋に愛知県に開園したジブリパークの制作や、『アーヤと魔女』などの映画作品の舞台裏に迫る展示「ジブリパークとジブリ展」が、神戸市立博物館で4月15日(土)から開幕した。
Ⓒ Studio Ghibli
「ジブリパークとジブリ展」の中心人物は、宮崎吾朗監督。
愛知県に2022年11月に開園し、大盛況のジブリパークの建築物や造園設計などの工程や模型を展示するほか、それを指揮した吾朗監督がジブリで手掛けた『ゲド戦記』や『コクリコ坂から』に関連した展示と過去の経歴の紹介、そして同じく吾朗監督がジブリ初のフルCGアニメとして制作した『アーヤと魔女』の企画展示(三鷹の森ジブリ美術館で開催されたものの再現展)などが見どころだ。
ネコバスの中は実際に座れる
まずは入り口で、大きなトトロと、歴代ジブリ作品のポスターがお出迎え。さらに奥には、中に入ることのできるネコバスも(写真撮影はNG)。
そしてまず第1章として、三鷹の森ジブリ美術館についての展示がスタート。
建設コンサルタントとして活躍していた宮崎吾朗さんが、宮崎駿監督のイメージを実現化するため、同美術館の建設プロジェクトに挑んでいった作業工程を紹介している。
Ⓒ Museo d’Atre Ghibli
第2章では、その吾朗監督のアニメーション映画デビュー作である『ゲド戦記』、続いての『コクリコ坂から』、そして『劇場版 アーヤと魔女』の制作舞台裏を紹介する展示が。
ジブリ美術館で行われていた企画展「アーヤと魔女展」もたっぷり再現されている。
『コクリコ坂』のカルチェラタン
『劇場版 アーヤと魔女』の資料もたっぷり
続いて第3章では、いよいよジブリパークの話へ。同園の「どんどこ森」にある「サツキとメイの家」の5分の1スケールの模型や、建築風景の様子を展示している。
5分の1スケールの「サツキとメイの家」
最後の第4章では、ジブリパークのさまざまなエリアをピックアップ。
いまある「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアに加え、2023年度中に開園予定の「もののけの里」「魔女の谷」についても、現在進行形の制作の様子や模型などを展示。
吾郎監督のジブリパークについての展望もたっぷりうかがえる内容になっている。
イメージボードなども多数展示
展示コンテナにはジブリのかわいいマークが
建設中の「魔女の谷」の模型なども
「宮崎吾朗の仕事展」と言っても過言ではない本展示会。
建設コンサルタントから美術館館長、アニメ映画監督、そしてジブリパークの建築指揮と、様々な形でジブリに関わってきた宮崎吾朗監督だからこその、仕事の意気込みやジブリへの想いが感じられる展示が目白押しだ。
「ジブリパークとジブリ展」は、神戸市立博物館で開催中。6/25(日)まで。
入場日時予約制での開催となる。
料金は一般1,800円、大学生900円、高校生以下無料。
詳細情報 |
■日程 4/15(土)~6/25(日) 9:30~17:30 ※金曜と土曜は19時30分まで ※ゴールデンウィーク期間の開館時間は 4月29日(土・祝):9時~19時30分 4月30日(日)~5月4日(木・祝):9時~18時 5月5日(金・祝)、5月6日(土):9時~19時30分 5月7日(日):9時~18時 ※いずれも入場は閉館の45分前まで ★入場日時予約制 ■料金 ■会場 ■サイト |