関西を舞台に撮影されたメランコリック青春映画『凪の憂鬱』(監督:磯部鉄平、主演:辻凪子)が、3月2日(木)夜、兵庫・尼崎の塚口サンサン劇場で1回限定で上映される。
大阪在住の監督・磯部鉄平さんは、これまで様々な映画祭で受賞・入選。初長編映画『ミは未来のミ』はSKIPシティアワード、映文連アワード2019準グランプリなどを受賞するなど、活躍を続けている。
この『凪の憂鬱』は、もともと2018年に短編映画の「高校生編」から始まったシリーズ。辻凪子さん演じる主人公・凪の、メランコリレックでモラトリアムな物語を展開し、福岡インディペンデント映画祭2020にて優秀作品賞と俳優賞(辻凪子)を受賞した。
2020年には、続編の大学生編も公開。今回はそのさらに続きとなる社会人編を、満を持しての初長編映画『凪の憂鬱』として制作し、完成さ。前作を鑑賞していなくても問題なく鑑賞できる、単体の長編映画に仕上がっている。
物語では、大阪で契約社員として働いている凪(ナギ)の、メランコリックな有給休暇の日々が描かれる。
はじめての有給休暇前日に1年間付き合ってきた彼氏に振られ、怪談したり、ライブ行ったり、ゲートボールしたり、昔好きだった人に再会したり、大喧嘩したり、というモラトリアムな日常がスクリーンに映し出されている。
関西各地で撮影されたというロケーションも見どころの一つ。
途中には、映画館のシーンとして塚口サンサン劇場(尼崎市)のスクリーン内、ロビー、そしてトイレが登場する。
磯部監督は「塚口サンサン劇場は、懐かしい空気がありながら、いつも面白い企画をやっている映画館」と同劇場に思い入れたっぷり。「しかも『日本一トイレがきれいな映画館』ってうたっていて、ほんとにきれいなトイレなので、ぜひそれを映像に収めたい、と思いました」と撮影当時を振り返る。
同作は今年2023年4月以降の劇場公開が決定。東京・下北沢の映画館「K2」からスタートし、様々な映画館での上映を予定している。
今回はそれに先駆けて特別先行上映が、舞台となった塚口サンサン劇場で実施。3月2日(木)19時30分からの1回限定で、実際に撮影されたシアター4での上映となる。
さらに当日は特別に、劇中で塚口サンサン劇場のシーンを切り取ったポストカードセット(5枚)も発売する予定。
映画『凪の憂鬱』特報 |
コメント到着! |
■磯部鉄平(監督) 「凪の憂鬱」は、2018年から僕と辻凪子さん、お互いの気が向いた時に撮っていたシリーズです。高校生編、大学生編ときて今回は社会人編、それが長編になりました。 今回は撮影をさせてもらった塚口サンサン劇場でなんと1回限定の特別上映が実現して、とてもうれしいです。塚口サンサン劇場は、懐かしい空気がありながら、いつも面白い企画をやっている映画館。しかも「日本一トイレがきれいな映画館」ってうたっていて、ほんとにきれいなトイレなので、ぜひそれを映像に収めたい、と思いました。それ以外もロビーやシアター内、入口など、たっぷり使わせていただいています。 劇中に出てくる映画館でその映画を観られるなんて、すごくいい機会だと思いますのでぜひ観てください。映画館で待っています! ■戸村文彦(塚口サンサン劇場) |
詳細情報 |
■日程 3/2(木)19時30分~ ■料金 ■映画館 ■サイト |