ダイナミックに体感する「天下の大将軍への道」　キングダム展が大阪で開幕

「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載中の大人気漫画『キングダム』の世界を堪能できる展覧会「キングダム展 ー信ー」の大阪会場が10月14日（金）に開幕した。

『キングダム』は、中国の春秋戦国時代を舞台に、のちに中華を統一した大帝国・秦をつくりあげた始皇帝となる若き王と、天下の大将軍を目指す若者の物語。
既巻66巻、累計発行部数9,200万部を誇る人気コミックで、TVアニメが放映されたほか、劇場版実写映画も大ヒットした。

今回の展示は、第1話「無名の少年」から第438話「雄飛の刻（とき）」までのストーリーで構成。主人公である信の成長物語にフォーカスを当て、仲間たちとの出会いや師匠的な存在の王騎の教え、函谷関などの大規模な戦いと周りを取り巻く武将たちを取り上げている。

展示されているのは、400点を超える生原画と、今回のために作者・原泰久さんが描き下ろしたイラスト約20点など。
壁面を大きく使い、まるで中華の戦いの中に没入するような感覚が味わえる、ダイナミックな展示となっている。

原さんは「実は『キングダム』を描きながら、ずっと原画展の開催を目標の一つにしていました。連載開始から15年目、ようやく夢が一つ叶います」とコメント。
「本の形で読むのではなく、信の物語を会場で「体感」していただけたらと思っています」と呼びかけている。

「キングダム展 ー信ー」は、大阪・梅田のグランフロント大阪 北館にて開催中。12月11日（日）まで。