京都みなみ会館がいよいよ再始動！　3スクリーンで様々な作品を上映

2018年3月にいったん閉館した京都みなみ会館が明日8月23日（金）より、3スクリーンの映画館として再出発する。プレオープンで公開された施設内の様子をレポート。

リニューアルオープンした京都みなみ会館

京都みなみ会館は、京都市南区のミニシアター系映画館。1963年12月に創業され、1988年にリニューアルオープンした。154席の大型スクリーンを擁し、多様な映画作品を上映。ゴジラなどの怪獣・特撮映画の特集や、定期的に催されるオールナイトイベントなどで親しまれてきた。
だが施設の老朽化により2018年3月末に惜しまれつつも閉館。以降、場所を移しての新生京都みなみ会館誕生の準備が進められていた。

旧・京都みなみ会館

場所は、旧・京都みなみ会館の斜め前。銀行の跡地をリノベーションした3階建ての劇場で、以前の154席の規模に近い126席（スクリーン1）と、54席（スクリーン2）、30席（スクリーン3）の合計3スクリーンを擁する。
スクリーン1が1階、スクリーン2とスクリーン3が2階に入る。
スクリーン1は、旧・京都みなみ会館をほうふつとさせる赤の配色で仕上げたほか、以前から使用していた35ミリフィルムの映写機も移設し、DCP、フィルム上映両方に対応する。

新生京都みなみ会館のスクリーン1

スクリーン1の座席

54席のスクリーン2

30席のスクリーン3

旧・京都みなみ会館の名物の一つだった、監督たちがサインした扉はスクリーン1の後方に展示

映画館前には、ホットドッグなどを販売するフードトラック「TRUCK POCHER（トラックポシェ）」が常設される

これで京都のミニシアター系映画館のスクリーン数は、京都シネマの3、出町座の2を合わせて合計8スクリーンに。2017年までは京都シネマ3、立誠シネマ1、京都みなみ会館1の合計5だったため、京都でのミニシアターの幅がますます広がった形だ。