戦時中の広島を舞台にしたアニメ映画『この世界の片隅に』が、2018年の夏にも多数の映画館で再上映。テアトル梅田、シネ・リーブル神戸、シネ・ピピアで1週間限定上映、京都の出町座では1カ月ロングラン。
『この世界の片隅に』(2016年、130分)は、女優・のんさんが主人公の声優を務めるアニメーション映画。戦時中の広島県呉市を舞台に、ある家に嫁いだ一人の少女が、戦争が激しさを増す中で周囲の人たちと生き抜いていく姿を描く。
第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したこうの史代さんの同名マンガを、映画『マイマイ新子と千年の魔法』などの片渕須直監督が映画化。2016年11月より全国公開がスタートし大きな反響に。2017年の映画シーンの話題作の1つとなっていた。
大阪のミニシアター、テアトル梅田は同作の「聖地」の一つとして多くのファンが集う場所に。同館では公開初日より287日間連続上映を達成し、2017年8月25日に最終日を迎えた。
京都の元・立誠小学校跡地にあった立誠シネマ(2017年7月に閉館)でも長期にわたって上映され、多くのファンが訪れていた。
それ以降も、多くの映画館で上映が行われた同作。今年の夏、終戦の日に合わせて、また再び関西でも上映されている。
テアトル梅田、シネ・リーブル神戸では8月4日(土)から1週間限定、8月10日(金)まで上映中。8月11日(土)からは1週間、宝塚のシネ・ピピアで上映される。
7月28日(土)に上映をスタートさせた京都の出町座では、同館が立誠シネマの流れをくむ施設であることもあり、1カ月にわたる上映を実施。8月31日(金)まで上映する。
なお『この世界の片隅に』は、新規場面を追加したもう一本の映画作品の制作が報じられた。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』と題し、2018年12月の公開が予定されている。
詳細情報 |
■上映日程 ・テアトル梅田 8月4日(土)~8月10日(金) ・シネ・リーブル神戸 ・シネ・ピピア ・出町座 ■映画館 シネ・リーブル神戸 シネ・ピピア 出町座 ■サイト |