4月17日(火)大阪・阪急うめだホールにて、映画『ラブ×ドック』の舞台挨拶付試写会が行われ、主演の吉田羊さん、鈴木おさむ監督が登壇。サプライズも飛び出した賑やかな舞台挨拶となった。
映画『ラブ×ドック』は、遺伝子レベルで恋愛を操作するクリニック「ラブドック」を舞台に、アラフォー女性が恋に仕事に友情に奮闘する姿を描いた大人のラブコメディ。
主役・飛鳥を映画では初の単独主演となる吉田さんが好演。飛鳥の恋の相手役には野村周平さん、玉木宏さん、吉田鋼太郎さんがキャスティング。ほかにも大久保佳代子さん、広末良子さんなど芸人から実力派俳優陣までバラエティに富んだキャストが集結した。
メガホンをとるのは、鈴木おさむ監督。放送作家、脚本家としても有名だが、本作では初めての監督業に挑んだ。
大きな拍手と歓声を受け、登場した吉田さんと鈴木監督。舞台と客席が近かったため、観客の手作りうちわや呼び掛けなどに応じるなどアットホームな雰囲気で舞台挨拶が始まった。
吉田さんは「私、アラフォーなんですけど、こんな黄色い歓声が飛ぶなんて」と照れながらで挨拶。
鈴木監督は、551の豚まんやたこ焼きを食べたこと、舞台挨拶後も焼肉を食べに行くと明かすと、吉田さんが「私、誘われてない!」と返し、息ぴったりな2人の会話に観客は笑顔になった。
クールビューティーのイメージが強い吉田さんは、本作で女性の嫌な部分もすべてさらけ出した女性・飛鳥を演じている。自身が演じた飛鳥について「本能的で学習しないところはありますけど、心に素直なところが彼女のチャーミングなところ」と吉田さん。
印象深かった序盤のシーンについて「相手のプロポーズを引き出すために女子力の高い女を演じたとき、監督から『羊さんの思う2割増しで可愛く』って言われて。やったことないので、ものすごく照れました」と振り返った。
3人の男性を通じて、さまざまなパターンの恋愛を垣間見れる本作。吉田さんは「『人生に無駄な恋はない』という一言は、心からリンクできました」と映画のテーマに共感しながら演じていたと話す。
鈴木監督からは、吉田さんと3人の男性とのキスシーンに注目してほしいとアピール。キスシーンのキーワードが「ホイップクリーム」「ピンポン玉」「金魚」と明かし、「鑑賞後に『私は金魚だった』とかSNSで拡散してほしい」と本作の楽しみ方を提案。
ちなみに吉田さんは「すごくロマンチックで幻想的だった」という理由で「金魚」をセレクトした。
恋愛ももちろんだが、女の友情とその本音を描いているのも本作の見どころ。鈴木監督は、妻である森三中の大島美幸さんと女友達との関係が本作に生かされているとし「コンプレックスを抱いている女性って、独特な人生観をもっている。うちの奥さんは、美人を見ると『性格悪い!』ってずっと言ってますんね」と暴露。
本作で吉田さんと一緒に仕事した感想を聞かれると「羊さんいいですよ。広末さんもいい。うちの奥さんに言いました。嫉妬するなと(笑)」と話し、会場は笑いに包まれた。
フォトセッション後には、観客に写真撮影OKタイムが設けられた。シャッター音が響きわたる中、2人は会場の隅から隅まで笑顔で目線を向けた。
そして、会場にいる人の中から吉田さん、鈴木監督と撮影できるサプライズプレゼントが発表されると、会場は大興奮。
当日誕生日だった2人の観客が選ばれ、ステージで記念撮影。その様子を見ていた観客からは「うらやましい」「この日に生まれたかった!」などの声が上がった。
最後の挨拶で鈴木監督は「日本だと10代の女の子が観るキラキラムービーはあるんですけど、大人の女性のための恋愛映画がないなと思って作りました。きっと、少しだけ背中を押してくれる作品になったと思います」と自信をのぞかせた。
吉田さんは「大人だって恋をしたいと思う人はたくさんいると思う。この作品を観て、大人でも恋をすることがこんなにも格好いいんだなって思ってほしい。泣いて笑って、そして最後には何故か清々しい映画になっております」とアピールし、締めくくった。
映画『ラブ×ドック』は、5月11日(金)よりTOHOシネマズ梅田ほかにてロードショー。
映画『ラブ×ドック』予告編 |
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