映像制作者のためのイベント「関西フィルムミーティング2018」が、3月24日(土)に大阪で開催。フィルムコミッションや映像制作者ら約150名が集結した。
大阪観光局が運営する、映像制作を支援するフィルムコミッション「大阪フィルム・カウンシル」の呼びかけによる開催。
淡路島、和歌山、神戸、京都、姫路、丹波篠山など関西のフィルムコミッションや、各種のロケーションサービス、映像関連企業が集結し、PRブースを出展した。
関西でこのような形のイベントが行われるのは初めて。
当日はセミナーや映像作品の上映も行われ、フィルムコミッションの役割についてのセミナーや、1970年の日本万国博覧会の様子を撮影した「花ひらく日本万国博EXPO’70」の上映も実施された。
エッセイスト武部好伸さんによる「映画のふるさと、大阪」と題した講演では、大阪や京都などの関西の土地と映画のかかわりを紹介。武部さんは2016年に『大阪「映画」事始め』を上梓して「大阪が日本での映画上映最初の土地である」という説を提唱している。
講演ではそのことを受けながら、関西での映画文化の興隆や、太秦など映画撮影所の歴史などを解説。「今後の大阪・関西の映画制作の発展を願っています」と締めくくった。
PRブースでは、関西の多彩なエリアのフィルムコミッション、鉄道会社などのロケーションサービスなどがブースを展開。映像制作会社や技術者などと情報交換を行った。
当日は約150名が来場。最後には名刺交換会と交流会も実施された。
大阪フィルム・カウンシルの松崎さんは「至らぬところもあったが、皆さんのご協力のおかげでこうして開催することができた。ここから関西の映像制作がより発展していってほしい。このような場をまた作っていけたら」と話した。
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■サイト ・大阪フィルム・カウンシル |