日本のアンダーグラウンド音楽をけん引してきた男に迫ったドキュメンタリー映画『ドキュメント灰野敬二』が、大阪・十三の第七藝術劇場と神戸の元町映画館で上映される。それぞれ10月20日(土)と11月3日(土)から。
(c)2012『ドキュメント灰野敬二』製作委員会 |
魂に響く音楽の作り手を描いた映画が、関西の音楽・映像シーンに殴りこみをかける。
灰野敬二さんは、1952年生まれ、今年60歳の音楽家。長髪にサングラス、全身真っ黒い服装という独特な外見や、アルコール・煙草をたしなまず菜食主義を貫くストイックさがカリスマとなり、多くのファンを獲得。日本のアンダーグラウンド音楽界において、重要なポジションを築いてきた。1980年代には海外からの注目も集め、海外公演を開催。フリージャズやロックなど様々な種類のアーティストと競演を行っている。
(c)2012『ドキュメント灰野敬二』製作委員会 |
灰野さんの音楽に対するスタイルは、独特なことで有名。ロック、サイケ、フリージャズなどのジャンルを飛び越え、多種の楽器で作曲を行うことで知られている。国内の著名ミュージシャンにも、多くのファンがいるという。
今回のドキュメンタリー映画『ドキュメント灰野敬二』では、ライブの映像や灰野さんの言葉をつなぎ合わせながら、このカリスマミュージシャンの生き様に迫っている。監督は斉藤和義、BONNIE PINKなどのミュージシャンのPVや、映画『ヨコハマメリー』などを手がけた白尾一博さん。
(c)2012『ドキュメント灰野敬二』製作委員会 |
同作の公開を記念した催しも上映に合わせて行われる。10月20日(土)は、公開初日の第七藝術劇場でイラストレーター小田島等のトークイベント。11月3日(土)は、同じく初日の元町映画館で、東瀬戸悟さん(フォーエヴァーレコード代表)と安田謙一さん(ロック漫筆家)の対談イベント。また、元町映画館では11月4日(日)に、アシッドフォークの「ゑでぃまぁこん」のライブも予定している。
(c)2012『ドキュメント灰野敬二』製作委員会 |
魂に響く、独特の音楽表現と其のストイックな生き様を、ぜひスクリーンで味わってほしい。
■予告編
■上映日時
第七藝術劇場 10月20日(土)~11月2日(金)
元町映画館 11月3日(土)~16日(金)
■映画館
第七藝術劇場
(大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ6階 、TEL 06-6302-2073)
元町映画館
(神戸市中央区元町通り4-1-12、TEL 078-366-2636)
■サイト
第七藝術劇場
http://www.nanagei.com/
元町映画館
http://www.motoei.com/
『ドキュメント灰野敬二』公式サイト
http://doc-haino.com/