大阪でロケを行った映画『ニワトリ★スター』の公開に先がけ、2月11日(土)に行われた心斎橋BIGSTEPのイベントに、出演者の井浦新さんと成田凌さんがサプライズで登場した。当日の様子を映像でも紹介。
当日の様子 |
映画『ニワトリ★スター』は、大阪ミナミ出身のかなた狼監督が、自身の同名小説を映像化した初監督作品。物語の舞台は、東京の片隅にある木造三階建ての「ギザギザアパートメント」。ここで自堕落な共同生活を送る草太(井浦新)と楽人(成田凌)。アパートでは、謎の多いバーの中年マスター、スナック「菊熊」の菊ママと熊とボーイの政、インチキアンティーク屋で虚言癖を持つタイ人、色情狂いのエロ管理人といった面々が奇妙な人間模様を繰り広げている。
草太の秘密はバーのアルバイトの傍ら、大麻の半端な末端売人をしていること。大都会東京の底辺でだらだらと日々を過ごす草太と楽人は、それなりに楽しくも、互いの知らない心の葛藤や変化を抱えていた。だがある日突然、ヤクザの不穏な影が2人の運命を捻じ曲げる。その運命の先には、予測不能の結末が待っていた……。
「ギザギザアパートメント」の管理人をLiLiCo、草太と楽人を脅かすヤクザの八田を津田寛治、草太の父親を奥田瑛二が演じる。草太の母親役で吉本新喜劇の元看板女優、山田スミ子が出演するなど、実力と個性を兼ね備えたキャストが集結。
東京を舞台にしたストーリーだが、大阪でもロケが行われている。例えば、登場人物たちが暮らす「ギザギザアパートメント」でのシーンは、かなた狼監督がオーナーをつとめる黒門市場の「道草アパートメント」で撮影されていて、他にも日本橋やアメリカ村などが劇中に登場する。
今回のイベントは映画『ニワトリ★スター』をより多くの人に知ってもらうため、劇中の印象的な要素である室内用プラネタリウムを使用した「プラネタ試写室」を、心斎橋BIGSTEPの階段広場に設置するというもの。
楽人が草太に贈ったプラネタリウムを購入するシーンが撮影されたのは、心斎橋BIGSTEPの近くにあるヴィレッジヴァンガードだ。
「プラネタ試写室」参加希望者は『ニワトリ★スター』の写真がコラージュされた箱型の試写室に入り、約10分間の先行映像などを鑑賞した後に、映画のレコメンドメッセージを記述する。
井浦さんと成田さんは一番初めの観客として鑑賞した後、黄色いニワトリ頭のマスクをつけて試写室から登場。そしておもむろにマスクを取ると、予期せぬ人気俳優の姿に、女性たちから「キャーッ」という悲鳴にも似た声が上がった。
何かあるのかと「プラネタ試写室」の周辺に集まっていた人や、一般の買い物客などで、2人の周りにはあっと言う間に人だかりが。そしてみな口々に「ヤバイヤバイ!」「感動した」など声を上げながら、スマートフォンで2人の姿を撮影していた。
井浦さんと成田さんは関西弁も交えながら「ぜひ劇場で『ニワトリ★スター』をご覧ください」、「いっぱい写真を撮って拡散してくださいね!」と笑顔を見せ、時折手を振るなどサービス精神たっぷりに挨拶をし、映画をアピールした。
映画『ニワトリ★スター』は3月24日(土)より、シネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋で公開予定。京都の出町座、神戸の元町映画館での公開も予定されている。
心斎橋BIGSTEPの「プラネタ試写室」は、3月24日(土)まで土日祝日限定で鑑賞できる。
映画『ニワトリ★スター』予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 3月24日(土)~ ※プラネタ試写室の展示は3月24日(土)まで土日祝日限定 ■映画館 シネ・リーブル梅田 ■サイト |