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閉館控えた京都の立誠シネマがラスト興行ウィーク 大根仁監督特集、『この世界の片隅に』展示など

今年7月に閉館する京都の立誠シネマが、7月22日(土)より「ラスト興行特出しウィーク」を開催。大根仁監督の未公開作をはじめ、多彩な企画で有終の美を飾る。『この世界の片隅に』の特設展示も継続中。

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ロビーで、これまで立誠シネマで上映された作品を紹介

立誠シネマプロジェクトは、2013年4月27日に始動。特設シアターを含む映画拠点として、京都の映画制作・配給会社シマフィルムと京都市が共同運営の形でスタートさせた。特設シアターは、1年間の運用を経て、2014年4月にリニューアルを実施。継続的な運用を見込み、シアター内の改装などが行われた。
今回、2017年7月30日(日)をもって運営を終了することが発表。多くのファンから惜しむ声が上がっている。詳しくはこちら

今回はそのラスト興行ウィークとして、様々な特別企画を実施する。
まずは大根仁監督の未公開傑作上映会を開催。『モテキ』『バクマン』の大根仁監督が、みずから「スクリーンで観たい!」という自作を上映。監督も当日来館し、参加者と一緒に鑑賞するという。
他にも、「新作お披露目!覆面上映会」や、ドイツ映画研究者・渋谷哲也さんによる上映とレクチャー企画「シブ先生の立誠シネマ・ラスト講義」、京都・太秦を舞台にした『太秦ヤコペッティ』や、『アカルイミライ』の上映などが予定されている。

また、同館で好評上映中のアニメ映画『この世界の片隅に』は、最終日7月30日(日)までの上映が決定。ロビーでは、前回の上映時に行った『この世界の片隅に』展をリニューアルして、制作資料や複製原画、関連書籍、ロケ地マップなどを展示している。

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立誠シネマで実施中の、『この世界の片隅に』展示の様子
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ちなみに立誠シネマは、今後の展開として、京都・出町柳駅近くの出町桝形商店街内に、仮称「出町座」としての新拠点開設を目指すことを発表。飲食店・書店・映画館などが複合した施設の誕生を目指し、クラウドファンディングで資金を募っている。

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立誠シネマは2017年7月で閉館

立誠シネマの「ラスト興行特出しウィーク」は、「大根仁監督未公開傑作上映会」が7月22日(土)、「新作お披露目!覆面上映会」が7月23日(日)、『太秦ヤコペッティ』上映が7月24日(月)と26日(水)、「シブ先生の立誠シネマ・ラスト講義」が7月25日(火)、『アカルイミライ』上映が7月27日(木)と28日(金)にそれぞれ実施。
『この世界の片隅に』は最終日7月30日(日)まで上映予定。

詳細情報
■開催日程
・大根仁監督未公開傑作上映会
 7月22日(土) 18時45分~

・新作お披露目!覆面上映会
 7月23日(日) 18時45分~

・『太秦ヤコペッティ』
 7月24日(月)・26日(水) 18時45分~

・シブ先生の立誠シネマ・ラスト講義
 7月25日(火) 17時~

・『アカルイミライ』
 7月27日(木)・28日(金) 18時45分~

・『この世界の片隅に』
 ~7月30日(日)まで

■開催会場
立誠シネマプロジェクト
京都市中京区備前島町310-2、TEL 080-3770-0818(受付、開館時間のみ対応)、075-201-5167(事務所))

■サイト
【ラスト興行特出しvol.1】大根仁監督未公開傑作上映会
【ラスト興行特出しvol.2】新作お披露目!覆面上映会
ラスト興行特出しウィーク
『この世界の片隅に』(ラスト興行ver.)展示風景
立誠シネマプロジェクト
京都の立誠シネマが7月末で終了、ラスト興行月間で豪華ラインナップを予定 出町柳で新映画拠点開設目指す