大阪市住吉区の大空小学校の取り組みに密着したドキュメンタリー映画『みんなの学校』が5月27日(土)に奈良市の奈良弁護士会館で上映される。入場無料。大空小学校元校長の講演も。
『みんなの学校』は、「不登校ゼロ」を目指す大阪市住吉区の大空小学校の取り組みを記録したドキュメンタリー。発達障害の児童も、暴力を振るう児童も、同じ教室で学び、教師や地域のボランティアが積極的に関わりながら、育っていく様子を描いた。「みんながつくる、みんなの学校」のスローガンのもと、ほかの学校には通えなくなった児童が通っている同校の様子を、教育評論家の尾木直樹さんは「理想の学校モデルがここにある」と絶賛する。
当初はテレビドキュメンタリーとして制作。2013年の文化庁芸術祭のテレビ・ドキュメンタリー部門の大賞や、日本放送文化大賞準グランプリを受賞するなど、高い評価を得て、劇場版に再編集された。劇場版も好評で、多くの劇場でロングラン上映を達成した。
今回は、奈良弁護士会の取り組みの一環として上映会を企画。同会の「子どもの権利委員会」が学校問題について取り組みを進める中で、実際に「子ども達全員の居場所がある学校」を目指すという理念を実現してきた様子を描いたこのドキュメンタリー映画の上映を決定したという。
当日は大空小学校で初代校長を務めていた木村泰子さんも登壇し、講演を行う。
同会はこの上映会などを通じて、「子ども達のかかえる様々な困難の実情を知るとともに、奈良においても全ての子どもが同じ教室で学ぶことの大切さや、インクルーシブ教育の重要性について学ぶ機会としたい」と呼びかけている。
映画『みんなの学校』の上映会は、5月27日(土)の13時30分上映開始、15時30分から講演会。16時45分終了予定。奈良弁護士会館の3階大会議室で実施。入場無料。定員約100名。
『みんなの学校』予告編 |
詳細情報 |
■開催日程 5月27日(土) 13時~ 開場、受付開始 13時30分 上映開始 15時30分 元校長木村泰子さん講演会 16時45分 閉会 ■料金 ■開催会場 |