塚口サンサン劇場の名物、「特別音響上映」が『ラ・ラ・ランド』でも決定。あわせて『セッション』やライアン・ゴズリング過去作上映、さらに鈴木清順監督特集なども実施する。
塚口サンサン劇場では、2015年8月のマッドマックス 怒りのデス・ロード』イベント上映に合わせて、ウーハーを追加導入。その後常設化し、「重低音ウーハー上映」として、通常では味わえない映画体験を提供してきた。重低音向きではない作品でも音響には気を配り、「特別音響上映」として実施。人気を博してきた経緯がある。
今回は、アカデミー賞で6冠に輝いた、エム・ストーン、ライアン・ゴズリング主演のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』の4月22日(土)からの特別音響上映が決定。印象的なミュージカルシーンが、より鮮烈な体験として堪能できる。
© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate. |
また、同時期に、関連作品も立て続けに上映。「塚口春のゴズリング祭」と称し、『ラ・ラ・ランド』主演のライアン・ゴズリングの過去出演作をセレクト。2012年に出演した『ドライヴ』と、ラッセル・クロウと共演した『ナイス・ガイズ!』を上映する。『ドライヴ』も特別音響上映を予定している。
さらにもう一つ、『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督の前作で、アカデミー賞で3冠に輝いた出世作の『セッション』も特別音響で上映。同館では元々、特別音響上映で見たいという声を多く受けていたことから、この上映を決定したという。
また、「鈴木清順監督追悼特集」も実施し、その中て『東京流れ者』を上映。デミアン・チャゼル監督が『ラ・ラ・ランド』の製作の際、様々な映画の影響を受けていると話した中で、この『東京流れ者』も入っていると公言していたことから、セレクトした。同館スタッフは「清順美学による歌謡ヤクザ娯楽映画の鮮烈な色彩美や歌の入り方などが『ラ・ラ・ランド』に影響を与えているかもしれません』とひも解く。
『ドライヴ』は4月8日(土)から14日(金)まで、『セッション』は4月15日(土)から21日(金)まで、『東京流れ者』は4月15日(土)から20日(木)まで。『ナイスガイズ!』は4月29日(土)から上映予定。
『ラ・ラ・ランド』特別音響上映は4月22日(土)からとなる。
同館スタッフは、「『ラ・ラ・ランド」はたくさんの映画のオマージュや愛情がたっぷり詰まった最高に素敵なエンターテインメントです」とコメント。「もちろん、これらの過去の映画を知らなくても全然楽しめます。しかし、1本でもいいので、事前にご覧になられると『ラ・ラ・ランド』がきっとより一層輝いて楽しんでいただけると思います」と呼びかけている。
詳細情報 |
■上映日程 『ドライヴ』 4月8日(土)~14日(金) 『セッション』 『東京流れ者』 『ラ・ラ・ランド』 『ナイスガイズ!』 ■映画館 ■サイト |