埼玉県のプールに400匹の金魚が放たれた事件を題材にした短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』が関西初上映。大阪のロフトプラスワン・ウエストで4月30日(日)に上映とトークイベントが開催される。
『そうして私たちはプールに金魚を、』(2016年、25分)は、CMやミュージックビデオなどを手掛けている長久允さんによる短編映画。実際に2012年に埼玉県狭山市で起こった、中学校のプールに400匹の金魚が放たれた事件をベースにした作品で、犯人の女子生徒4人の日々や交友関係などを描いている。
2015年に実施された、若手映画監督の作品制作をサポートする「MOON CINEMA PROJECT」で選出され、作品が完成。アメリカの第33回サンダンス映画祭の短編部門で上映され、日本映画としては初となるグランプリを獲得した。
サンダンス映画祭審査員からは「これまで誰も見たことのない、何にも似ていない映画だ!」と評されたという本作。
東京藝術大学大学院映像研究科教授で、「だんご3兄弟」「ピタゴラスイッチ」などで知られる佐藤雅彦さんは、「烈度の奥に節度、冒涜の奥に誠実さ。私は、この映画にタランティーノを感じました。」とコメント。「どこから生まれる節度そして誠実さなのか。それは、映画への無上の愛に他なりません。」と賛辞を送っている。
現在は4月8日(土)から、東京・渋谷のユーロスペースで公開が決定している。関西では、今回のイベントが初上映。
上映に合わせて、長久監督、同作にテキ屋として出演するクリトリック・リスさん、コピーライターで写真家の日下慶太/ケイタタさんも登壇し、トークイベントを行う。
映画『そうして私たちはプールに金魚を、』の上映&トーク&ライブ「プー金まつり」は、4月30日(日)19時から、大阪のロフトプラスワン・ウエストで開催。
『そうして私たちはプールに金魚を、』予告編 |
詳細情報 |
■開催日程 4月30日(日) 18時30分開場、19時開演 ■料金 ■開催会場 ■サイト |