イギリスのパンクバンド「セックス・ピストルズ」のシド・ヴィシャスと恋人のナンシーのドキュメンタリー映画がシネマート心斎橋、立誠シネマで公開へ。ゲイリー・オールドマン主演の『シド・アンド・ナンシー』もあわせて上映。
『SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』(2016年、94分)は、イギリスのパンクバンド「セックス・ピストルズ」のシド・ヴィシャスと恋人のナンシー・スパンゲンのドキュメンタリー映画。
シドは1979年、薬物の過剰摂取により死亡。ナンシーはその前に、1978年10月にニューヨークのチェルシーホテルで死体で発見された。同作では、いまだ謎に包まれている彼女の死の再検証を行うほか、秘蔵映像や写真、2人と親交のあったアーティストたちのインタビューで2人の生きざま・恋愛模様が描かれている。
監督は「ザ・クラッシュ」のドキュメンタリー『ザ・ライズ&フォールズ・オブ・クラッシュ』などを手掛けたダニー・ガルシア。
上映館の1つ、シネマート心斎橋のスタッフは「パンクの化身、シド・ヴィシャスが溺れた愛とドラッグの渦。なぜ渦に入り込んだのか、はたまた生まれた時から既に渦の中だったのか。恐ろしくも魅力的な二人の生き様に改めて触れ、事件の謎と共に、自分もシド達の渦に呑まれていきました」と太鼓判を押す。
今回は同作の公開を記念し、『シド・アンド・ナンシー』(1986年、112分)を合わせて上映。こちらは劇映画で、シドとナンシーをそれぞれ、ゲイリー・オールドマンとクロエ・ウェッブが演じている。ナンシーの殺害容疑で逮捕されたシドが、刑事の前で2人の関係を回想していく、というストーリー。セックス・ピストルズの人気を再燃させた映画としても知られている。
『SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』と『シド・アンド・ナンシー』は、大阪・アメリカ村のシネマート心斎橋で1月14日(土)から、京都の立誠シネマで1月28日(土)から、それぞれ上映予定。
『SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』予告編 |
『シド・アンド・ナンシー』予告編 |
詳細情報 |
■日程 ・『SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』 シネマート心斎橋 1月14日(土)~ 立誠シネマ 1月28日(土)~2月17日(金) ・『シド・アンド・ナンシー』 ■映画館 立誠シネマプロジェクト ■サイト |