話題沸騰の『この世界の片隅に』京都で連続イベント　片渕監督トークに名探偵ホームズ上映も

キネマ旬報でベスト・テン1位に輝いたアニメーション映画『この世界の片隅に』。同作の京都スペシャルイベントが、立誠シネマと京都みなみ会館で1月28日（土）に連続で開催される。片渕監督のトークイベントや名探偵ホームズ上映も。

（Ｃ）ＲＡＩ・ＴＭＳ

『この世界の片隅に』(2016年、130分)は、女優・のんさんが主人公の声優を務めるアニメーション映画。第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したこうの史代さんの同名マンガを、映画『マイマイ新子と千年の魔法』などの片渕須直監督が映画化した。11月12日(土)より全国公開され、大きな反響となっている。興行収入は10億円を突破。もともとは63館での封切だったが、上映館を増やし、1月11日（水）現在は170館以上で公開されている。
1月10日（火）には、キネマ旬報のベスト・テンが発表され、同作が作品賞の1位に。アニメーション映画が作品賞を獲得するのは、1988年の『となりのトトロ』以来の快挙で、片淵監督もアニメ作品では史上初となる日本映画監督賞を受賞した。

(C)こうの史代・双葉社／「この世界の片隅に」製作委員会

(C)こうの史代・双葉社／「この世界の片隅に」製作委員会

現在同作を上映中の京都の立誠シネマでは、スペシャルイベントを1月28日（土）の夜に開催。片淵監督を招き、同作についての論考を多く発表している滋賀県立大学人間文化学部教授の細馬宏通さんとのトークイベントを実施する。同館で同作鑑賞者が参加可能。当日は、パンフレット購入者にサイン会も実施する。

同日は、深夜から京都みなみ会館でのオールナイトイベントも実施。片渕監督が当時脚本と演出補で参加した宮崎駿監督の『名探偵ホームズ』TV版4話分（「青い紅玉（ルビー）」「海底の財宝の巻」「ミセスハドソン人質事件」「ドーバー海峡大空中戦」）と、長編劇映画の初監督作『アリーテ姫』、さらに『マイマイ新子と千年の魔法』を一挙上映。片渕監督のトークも開催される。

（Ｃ）ＲＡＩ・ＴＭＳ

立誠シネマプロジェクトの片淵監督トーク・サイン会は1月28日（土）の19時開始、20時45分終了予定。料金＝500円。
京都みなみ会館の片渕須直監督特集ナイトは同日23時30分開始、翌6時10分終了予定。料金＝前売2,700円、当日3,000円。