松山ケンイチさん主演、若くして亡くなった実在の棋士の生涯を描いた『聖の青春』公開に合わせて、尼崎の塚口サンサン劇場に無料開放の将棋教室が設置される。指導棋士による解説イベントも。
『聖の青春』(2016年、124分)は、大崎善生さんによる同名ノンフィクション小説が原作。
難病と闘い、29才の若さで亡くなった実在の棋士・村山聖の生涯を、松山ケンイチさん主演で映像化した。
入院中での将棋との出会い、そしてプロ棋士として羽生善治さんら同世代のライバル棋士たちと死闘を繰り広げ、「東の羽生、西の村山」と称される壮絶な将棋人生を、『宇宙兄弟』の森義隆監督、『リンダ リンダ リンダ』の脚本家・向井康介さんが描き出した。
村山を演じる松山さんは、役作りのため20キロ以上も体重を増やして取り組んだという。羽生役は東出昌大さんが演じている。
今回は、同作の公開に合わせて、尼崎の塚口サンサン劇場がイベント企画を実施。同劇場がイベント上映を行う際の交流場所、フォトスポットとして活用している地下1階スペースを、「将棋教室」として設営し、だれでも自由に将棋を指せる場所にする。期間は11月19日(土)から12月16日(金)の4週間、開放時間は10時から18時。入場無料。
さらに11月27日(日)は、イベントを開催。指導棋士が、初心者にもわかりやすく将棋の魅力を紹介する。今作の村山聖棋士の将棋についての解説も予定されている。同日13時から18時まで実施予定。
「村山聖の、今この一瞬一瞬を精一杯生きる姿は、いつの時代も、きっと胸に迫るものがあると思います」と話す同館担当者。「将棋は、その奥深さに年齢を問わず魅了される方も大変多い。世代がまったく違っていても、無言でも、将棋盤を通じて互いのコミュニケーションが図れる将棋を、多くの方に楽しんでいただきたいと思います」と呼びかけている。
映画『聖の青春』は、11月19日(土)より全国でロードショー。
映画『聖の青春』予告編 |
詳細情報 |
■イベント日程 ・将棋教室開放 11月19日(土)~12月16日(金) 各日10時~18時 ・棋士の解説イベント ■映画館 ■サイト |