大阪・十三のミニシアター、シアターセブンが、自主制作映画を募集。応募〆切は10月末で来年春上映予定。昨年から実施した企画の第2弾。
シアターセブンは、2011年に大阪市・淀川区にオープンした複合施設。大阪の阪急十三駅徒歩3分に立地し、1階上には、大阪のミニシアターとして著名な第七藝術劇場がある。シアターセブンでは映画以外にも様々なイベントを複合的に行ってきたが、映画に関してはミニシアター系作品を中心にセレクト。36席のBOX2をメインシアターに据え、さまざまな映画を上映してきた。
2015年秋には、映画のデジタル化によって増加していく自主制作映画の中から良作を発掘するべく、自主制作映画の上映作品を募集。応募された中から選ばれた4組7作品を、2016年2月から4月にかけて1週間ずつ上映した。上映時には、関係者や製作者たちの舞台挨拶も精力的に行われた。
劇場としても初めての試みだったが、幅広いジャンルの作品の応募があり、バラエティに富んだラインナップでの上映することができた、と担当者は語る。また、シアターセブンの36席という席数は、「宣伝にお金をかけることが難しい作品であっても、作品が良く、あとは熱意と工夫さえあれば、満席にすることのできる規模」と担当者。そのため、シアターセブンにとってマッチした企画、「シアターセブンにしかできない企画」と感じたことから、第2弾を企画した。
また「劇場公開を希望している熱意のある自主制作映画の良作が、まだまだたくさんあることもわかりましたので、『シアターセブンがやらねば誰がやる!』という思いもあった」という。
今回は、各作品の監督・関係者が一同に集うプレイベントなども想定しているという。「上映後にじっくりとお話しできるようなスペースを用意し、そこで生まれた出会いが今後の作品づくりに繋がっていくような、交流の場を作りたい」と意気込んでいる。
同館サイトでは「不特定多数の人にスクリーンで作品を届けることのできる『劇場公開』は、作品にとっても大きなメリットがあり、映画は多くの人に『観られる』ことではじめて完成するのではないかと考えます。我こそは!という映画制作者の方、ぜひご応募下さい!」と呼びかけている。
作品の応募〆切は10月31日(月)、当日消印有効。
条件は、劇場未公開作で、60分から120分(目安)の作品、ジャンルは問わず。第三者の著作権を侵害していないこと。
さらには宣伝・興行について「監督または出演者、制作関係者が関西にて宣伝活動・前売券販売を行うことができる」「上映期間中、監督や出演者による舞台挨拶ができる(全日でなくてもOK)」「劇場と一緒になって興行を盛り上げる熱意のある制作者の方」という条件もある。
上記を満たしていれば、応募OK。作品DVDもしくはブルーレイを、「名前、住所、電話番号、メールアドレス、作品紹介、簡単な宣伝計画」とセットにして、シアターセブンに郵送する。
その後は、劇場側の審査を経て、審査を通過した作品の上映が決定する。上映期間は、2017年春。1週間の間、1日1回BOX2(36席)で上映予定。
詳細情報 |
■応募〆切 10月31日(月)応募〆切 ※当日消印有効。 ■映画館 |