神戸の元町商店街の中に誕生したミニシアター「元町映画館」が、8月21日(日)で6周年に。特集上映「巨匠、誕生の瞬間~デビュー作から見えてくるもの」を実施する。
神戸の元町映画館は、2010年8月に元町商店街の中にオープンしたミニシアター系映画館。映画好きの人たちが集まり、手探り状態の中からスタートさせた。66席のメインシアターを擁するほか、最近では2階をロビー・イベントスペース・展示スペースとして活用している。
幅広い企画やタイアップも精力的に実施。毎年頭には、昨年1年間に上映された作品のチラシを一斉に張り出し、人気投票とアンコール上映を行うほか、インディーズ作品を募集し入場無料で上映するイベント、近隣の飲食店と提携して、割引や出張上映イベントなど、多彩な企画で人気を集めている。ゾンビのメイク・コスプレをして商店街を練り歩く企画なども、大きな話題を呼んだ。
キネプレが2013年に、現在の林支配人(当日は企画・宣伝担当)に行ったインタビューはこちら。
今回は同館が6周年を迎えるに際して、特集上映を実施。
「巨匠、誕生の瞬間~デビュー作から見えてくるもの」と題し、世界で活躍する”巨匠”と呼ばれる映画監督の処女作を上映する。
上映作は、黒沢清監督の『神田川淫乱戦争』、レオス・カラックス監督の『ボーイ・ミーツ・ガール』、ジャ・ジャンクー監督の『一瞬の夢』、アキ・カウリスマキ監督の『罪と罰』、ジョン・カサヴェテス監督の『アメリカの影』、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『殺し』の6作品。
同館スタッフは、「ミニシアターが全国で閉館となっていく中で神戸で6年間、映画館を続けてきたことは応援していただいたすべてのお客様のおかげであり、映画ファンにとっては改めて重要な場所、なくてはならない場所であると感じております」とコメント。
「今回はそのようなお客様に恩返し、さらに映画を好きになっていただくための企画となっております。元町映画館が全ての映画ファンのために本気出します」とPRしている。
特集上映期間中には、同館スタッフが登壇するトークイベントも予定されている。
「巨匠、誕生の瞬間~デビュー作から見えてくるもの」は、8月20日(土)から9月2日(金)まで、神戸の元町映画館で実施。6,000円で全作品が観られる6回券を数量限定で販売中。
元町映画館スタッフのトークイベントは、9月2日(金)19時20分からの 『神田川淫乱戦争』上映終了後に実施。
詳細情報 |
■上映日程 8月20日(土)~9月2日(金) ■映画館 ■サイト |